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東京タイムスリップ①

 今年5月にリリースされているのでずいぶん遅くなっての紹介になってしまいましたが、「東京タイムスリップ 1984↔︎2021」(善本喜一郎著 河出書房新社刊)なる写真集を気に入っております。写真はその書影です。自分の話になりますが、1984年は担当してた番組「11PM」の取材で何度か東京を訪れています。そして会社の転勤で1985年から東京在住となってるボクとしましては、この書名の年号が驚くほど自分の時間軸にフィットするのであります。
 ページをめくるとボクにとっての初対面東京が、そこにリアルによみがえってきて、いちいちちょっとした感動を覚えます。写真撮影の善本喜一郎という方はほぼぼくと同年代の人のようで、どんな写真家なのでしょうかすごく興味あります。それはともかく一枚の写真に目が止まります。本書では50ページに掲載されていて、その写真タイトルは『新宿ゴールデン街「園」1984』。ボクは1984年の新宿の取材時に当時の番組出演ゲスト、明治大学教授・栗本慎一郎さんに初めてゴールデン街に連れていってもらい、その街にきっちり魅了されます。そして東京は調布市仙川に1985年8月居を構えてから、あしげくここを訪れることになります。
 ちなみに転勤して住む場所候補は、当時麹町にあった勤務地に対して京王線と新玉川線(現田園都市線)のどちらかを選ぶことができたのです。もちろん別の選択肢もありましたが、とにかくわかりやすく、渋谷か新宿か。もう自分が飲む系の街を選ぶに近いのですが、迷わず新宿エリアを選んだので、京王線を選択。あれから35年経って今でも住んでる京王線。もはやゴールデン街に行きやすくしたとしか言いようがありません。実はそれが「シティーハンター」TVアニメ企画にもつながったりして。写真のお店の話、明日に続きます。

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