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企画のスタート31

 前回は「シティーハンター」第1回目のアフレコの話でした。実はタイミング良く昨日神谷明さんと会話することができました。なので「最初のアフレコって覚えていたりします?」と聞いてみました。神谷さん「なあんにも覚えていません😊」ですよね〜。でもすごく楽しかったことは覚えてるそう。さらにスタジオ内で神谷さんの声が一段と大きいので、並んで演じる役者さんのために整音スタッフが、神谷さんのマイク位置の横に衝立を立ててくれた記憶があるそうです。なんだか今のアフレコのコロナ対策雰囲気に似てたりして。「声優の演技はダーツ投げてるのと一緒。一番良い的は見えてるけど投げた結果は投げてみないとわからない。その結果をベストに近づけていく作業」思いがけず良い話を聞けちゃいました。嬉しい!でも神谷さんのレベルでも毎回冴羽獠のピンホールショットのようにいくのは難しいことなんですね。
 日本サンライズの植田益朗さんとプロデューサー業務はすべて2人でこなす日々、いろいろ目一杯な1987年3月。実際はアニメ制作の植田さんの荷が大きいのはよくわかってました。なので自分ができることはなるべく自分で背負っていく覚悟を。って話しながらこれ言うと、おいおいってなる事柄の一つに、アフレコ後の打ち上げというか食事会の敢行があります。まあ敢えてこんな言い方をしましたが、とにかく反省会の名の下の食事交流会です。やらなくてもよいコトでもあります😓でもやりたく。で、まず取り組まなければならないのがお店探し。結構人数いるし参加人数読めないしでも予約するにはアフレコ終了時間が予測できないし。
 スタジオ近く渋谷東2丁目交差点あたりのお店はけっこう探索しましたね。スタジオが入ってたカミニートビルにもお洒落なお店がありましたが、お値段もそこそこ考えなくちゃいけないし。一番行ったのは「我屋(ガヤ)」というお店だったかな。とにかくボクはビールが冷たく旨く飲めるお店をひたすら追い求めたのであります。次はダビングのお話です。
 写真は昨年4月14日の還暦祭の時にいただいた風船です。それから丸14ヶ月。ついにその浮力を失いつつあります。でもこんなにもつもんなんですね😊後の写真は2ヶ月前の今年4月14日の元気な?姿。現在制作進行中劇場版アニメ「神在月のこども」のテーマのひとつ、日本特有の八百万の神様たち。ではないですが、ボクにとってはこの風船にも神が宿ってしまいました。

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