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小五郎はBARにいる(前編)

 本日土曜日夕方5時30分放送「ハクション大魔王2020 プゥータを保育園に入れてみた!の話」引き続き「名探偵コナン 小五郎はBARにいる(前編)」コナンは単行本81巻に収録された名エピソード、2014年5月に放送された作品です。サブタイトルはどうみても某有名ヒット映画に感化されてますが、青山剛昌先生も原作で3週続きのタイトルを「探偵はBARで事件に遭遇する」「-事件を推理する」「-事件を解決する」としてます。ミステリーとBARの親和性は高い、ということですね😊調査と言いながらその飲酒量もハンパない小五郎と(コナンも)事件との親和性が高いのはもう常識ですが。
 「シティーハンター」の音楽性の高さは定評をいただいています。そのスタートは北条司先生の都会的なオシャレな絵柄にマッチする音楽を求めたところから始まります。「キャッツ・アイ」の大ヒットがありながらアニメ主題歌はヒットするという点において、もう一つ浮上できない状態が続いていました。アニメ、と名がつくだけで何かポピュラーなものと別ラインに置かれてしまう、そんな雰囲気でした。ボクは植田益朗さんと話して、アニメでも大人も楽しめるドラマとして認識できる番組作りを目指します。「アニメドラマ」とはこの頃盛んにボクが使ってた言葉です。
 だから作品のタイトルを何度かコールする方向の楽曲は避けたかったし、可能な限り普通に一般にヒットするアーティストを希望したのです。そして3社のうち決めさせていただいたエピックソニーさんから提案されたアーティストは小比類巻かほるさんとTM NETWORKさんだったのです。小比類巻さんは「結婚物語」の主題歌に決まってた有名アーティストですが、TMさんの方はボクのアンテナが鈍く、自分の妹に聞いてみたところ「めちゃくちゃすごいカッコいいバンドだよ」と猛プッシュされる始末。
 それでは小比類巻さんにOP、TMさんにEDをお願いしようということに。OPは都会的なセンスが似合う美女をモチーフに、EDはEDだからといってバラードではなく、カッコいい疾走感溢れたもので、とお願いします。そして特にEDはイントロの使い道を工夫したく、フォーマット画策に動き出しますが、まだ原作許諾という大きなカベを超えられていない段階でした。続きます。

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