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企画のスタート122

 1990年12月23日〜27日放送したのが「アニメだいすき!12」。実はここからボクの手元の資料がガクッと減ります。「アニメだいすき!DATEBOOK」は11までしか載ってなく、その後は作られなかったのです。なので放送された作品ラインナップを紹介します。放送された時間はこれまで通り夕方の時間帯だったはずです。写真はタイトル画像です。
 12月23日日曜日「プロジェクトA子2」、24日月曜日「銀河鉄道999」、25日火曜日「メガゾーン23」、26日水曜日「緑山高校4」、27日木曜日「妖魔」、28日金曜日「妖刀伝」。でこの後29日は人気があった「アップルシード」をアンコール放送、30日日曜日には劇場版「シティーハンター 愛と宿命のマグナム」を早くも放送しています。そしてラインナップにアンコールとして1月4日「コボちゃんスペシャル 秋がいっぱい!」が入ってたのでした。というわけで、また時系列が少し戻ってしまいますが、アニメ「コボちゃん」のお話をさせてください。
 読売新聞朝刊に1982年から連載開始された4コママンガに注目されたのは当時のエイケン社長・村田英憲さんでした。「サザエさん」で有名なアニメ制作会社エイケンはもちろん村田さんの名前から。ytvはエイケンと「おんぶおばけ」「冒険コロボックル」という作品でご一緒してます。その村田さんがアニメの担当になったボクを訪ねてご挨拶に来られたのは1987年春。最初から「読売新聞での連載は読売テレビでアニメ化するべきでしょ」とはっきりした物言いをする村田さんでした。ボクも知らない制作会社を見学するのも良いなと思い、ご案内を受けすぐ東京は三ノ輪にある会社にお邪魔しました。
 地下鉄三ノ輪駅から歩いて10分、現在の社屋とは違う、今の「荒川総合スポーツセンター」あたりにアニメ制作会社エイケンはありました。これがまた、なんと表現してよいのか、建物がいわゆる工場なのです。今は記憶の中だけですが、典型的な町工場のようなアニメ工場。そしてボクの東京下町好きはこの地域から始まったのです。

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