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マスマスホガラカ

 アニメ制作歴35年を超えるボクのアニメ人生、その師匠は何人かいるのですが、その中で最もバラエティなカタチで組んできて、距離も近くそして長く今もご一緒していただいてるのが植田益朗さんです。植田さんはボクと出会った1986年は日本サンライズプロデューサー、そしてサンライズ常務取締役を経て独立。「犬夜叉」期間をはさんでアニプレックスに入社。そこで役員、社長、会長を経て卒業され、すぐにご自分の会社「スカイフォール」を立ち上げます。その仕事のかたわらご自分のアニメ業界経験を生かそうと始めたのが「植田益朗のアニメプロデューサー塾」だそうです。その第一回の授業というかリモート会に参加させていただきました。
 タイトルは「ヒットアニメの作り方教えます!」うーん、そのタイトルは重いなと思いながらも、「シティーハンター」から植田さんに教わって関わってくれた数々のアニメのお話をしました。基本的にその時その時のカベというかハードルを、その時の風を感じながら乗り越えてきただけなので、それがこれからの時代にどう役立つのかはわかりません。ですが、IT時代になってもモノを動かすのは、まずは人間個人の素質というかマンパワーであることに変わりはありません。ことアニメに関しては例えば原作ものならその作品に対しての愛情というか執着というか。
 でもこれからの時代がそれを追い求めてるかというと、それだけが正解ではないというのはこのボクでもわかってます。求められてるのは作品の面白さとビジネスのバランスというか両方の突出というか。そこがジレンマで植田さんとのトークでもそこをなかなか克服できない苛立ちがちょっともれてしまったかも。プロデュースってやっぱりチームの仕事でもあるしね。
 それにしてもこれから多士済々なナマの声が聞けるという植田益朗さん塾、ご興味がある方はぜひ検索してみて下さい。ちなみに今日の本文タイトルは植田さんの配信番組名です。
 写真は本文とは無関係ですが、この日曜日、ボクの地元豊田市平芝の梅林にて。紅白なのをどうぞ。

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