見出し画像

多摩スタジオ(企画のスタート197)

 1994年5月から「魔法騎士レイアース」の作業が始まっても、レギュラーでしている番組広報の仕事はしっかり続いてます。「遠くへ行きたい」「教えてあげない」そしてこの日記でも書きました1994年7月期木曜21時ドラマ「お玉幸三夫婦です」です。大阪本社の菱田千佳さんとボクがこのドラマのメイン広報であります。この5月から撮影に入るということで、いろいろ準備ありまくり、広報仕事だけで充分な東京編成部員に、そこにレイアースがしっかり割り込んできた感じですね。でもとにかくアニメを復活させる事!その点にはものすごく気合が入ってました。
 さてドラマ広報ですが、実は読売テレビは1993年から京王線京王堀之内駅近くに「多摩スタジオ」をオープンさせていました。1992年の「悪女(わる)」当時はTBS緑山スタジオを借りて収録してたのですが、確か94年1月期の土曜22時ドラマ「麻酔」から多摩スタジオでの収録になったはずです。なので「お玉幸三夫婦です」ドラマに関わると言うことはこのスタジオに通わなければならないという事でした。ボクは偶然にも京王線沿線住まいなので、実際はそれほど時間ロスはなかったのですが、まあなかなか遠方に建ってるなと言われるスタジオではありました。
 建物内どこでも撮影できる全館スタジオを目指して建てられたという多摩スタジオ、確かに新しくモダンセンスな雰囲気に満ちていました。どこを切っても映像背景となる感じで。ですがスタッフとしてここで仕事をしてみると、やや温かみに欠けるといったきらいはありましたね。とにかくこのスタジオに行くスケジュール、すなわちドラマ収録スケジュールに時間を合わせてしっかり組み立てて、広報の仕事とレイアースの制作とを両立させねばの日々のスタートです。
 写真はその多摩スタジオデザインのテレホンカードです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?