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熊本阿蘇096区

 話には聞いていました。スタッフの友人のFB情報なども出るたびに読んでいました。ニュース情報などもなるべくリサーチしていました。であうが、コレほど見ると聞くとは大違いとは…。
 いろいろタイミングが合うチャンスがあり、思い切って熊本へ行ってきました。阿蘇熊本空港に16時30分着陸、翌日10時30分離陸という18時間の阿蘇の旅でした。そこでご案内いただき訪れた場所は「artist villege Aso 096区」(あそオクロック)であります。冒頭の写真は建物のエントランスです。
 株式会社コアミックス代表取締役社長・堀江信彦さんは公式HP上で「夢を持った若い人が集い、技術を磨く場。それがアーティストビレッジ阿蘇096区です。」と語っています。ボクらが訪問した際は、まさに何十人ものの漫画家などアーティストを目指す若い人たちが、漫画編集者らとアルコールも交えて会話をしている最中でした。少人数での熱くなる討論は何度も経験していますが、3、40人がグループに分かれてそれぞれの意見を戦わせてる。正直言ってこれはなかなか見たことがないシーンでした。
 TVアニメに長いこと携わって来たものとして、ボクらが送り手してきた作品に対するリアクションも含めて、若い彼らの持っている前向きなベクトルを感じれるのは本当に感動してしまいます。ここには好きなものは好きと主張し、それを自から貫くエネルギーがあります。そしてなによりもその活動を支える、配慮とセンスあふれた建物施設がありました。
 実は堀江さんは「少年ジャンプ」編集者として、1987年4月TVシリーズ「シティーハンター」がスタートするのを支えてくれた恩人のひとりです。事実なのですが、1987年1月3日午後2時ごろ、吉祥寺の街で偶然にも堀江さんに会わなければ、マジにボクの今はありません。そんな20代の頃のボクに何人かの若いアーティストさんが重なって重なって、阿蘇の地で本当に良い時間を経験できました!

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