企画のスタート50
「シティーハンター2」の作業が始まった頃、並行してがんばってたのが「アニメだいすき!3」です。放送は1988年1月4日から7日。実はボクにとって一番印象深いアニメだいすき!であり、OP映像の編集に一段とチャレンジ精神が注入されるきっかけにもなった回なんです。本社での編成担当、同期の藤門浩之さんによるその回のOP選曲はティファニー「I Think We are Alone Now」。今でもこの曲を聞くとソニーPCL・渡辺千尋編集マンによる番組映像が頭に浮かび、楽しくも大変だった徹夜の編集作業部屋を思い出します。その回で放送するアニメ作品のどこを選んでOPラインナップ紹介に使うか、曲のタイミングにどう映像を合わせていくか、毎回ケンケンガクガク大騒ぎでがんばっていました。
放送した作品は1月4日「ダロス スペシャル」5日「ウィンダリア」6日「るーみっくわーるど 笑う標的」「戦国奇譚 妖刀伝 破獄の章」7日「吸血鬼ハンターD」「トワイライトQ 時の結び目」。特に「ダロス」はその頃のOAV第1号と言われてた作品。TVで少しでも多くの方に見て欲しかったです。写真はそのOPでのタイトル画像です。
この頃は藤門さんと後輩の仁賀木さんと話し合って、買うか借りるかしないと見られないOAVの中で、少しでも面白いものを可能な限りどんどん放送していこうと行動していました。今では信じられないくらい編成が柔軟な時代です。いろんな放送枠開拓に挑みましたが、この時は1987年12月31日というか年明けた深夜に「アニメだいすき!スペシャル」と題して、夜明けまで?ずっとアニメを放送するなんて事もしました。その時間に放送したのは「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「セントエルモ・ 光の来訪者」「コールミートゥナイト」「軽井沢シンドローム」。この軽シンも放送したかった一本です。
ちなみにこの時1月4日月曜日放送した「シティーハンター」サブタイトルは「プッツンかぐや姫!獠も手を焼く記憶喪失」、11日「もっこりパートナー!依頼料はシャワーの後で」植田益朗さんとボクのサブタイトル付けも調子に乗って絶好調であります😵そうしているうちにNTVでの「シティーハンター2」放送時間が出てきたのです。