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企画のスタート36

 一昨日のNTV「今夜くらべてみました 名探偵コナンを愛しすぎた女」放送前からコナンファンで盛り上がっていましたね。で、放送後は強烈に本気な出演者たちを見た方はコナンファンならずとも心動かされたようで、みなさまのツィートなどを本当に楽しく嬉しく読んでいます。ボクも出演者3人の情報は初めてだったので、旧知の事もいろいろ新鮮に聞けちゃいました。特に水森かおりさんの阿笠博士の話は、ボクとしてもこんなによく知ってる話なのにウルッときてしまう始末。好きにさせる青山剛昌先生の作品のチカラもすごいですが、ここまで好きでいるコトを表現できるチカラを心からリスペクトします。番組関係者のみなさま、ピュアなコナン番組をありがとうございました😊
 1987年4月6日放送スタート「シティーハンター」確か視聴率は関東関西ともフタケタ取ったものの、ヒットアニメと言えば20%みたいに言われてた時代に少々不満な空気がありました。そして少し前に始まった「ドラゴンボール」の大ヒットもあって、よしもっといくぞと思った第2話が関東ヒトケタに。これはヤバイとばかりにその直後、脚本家メンバーを集めて合宿をすることにします。場所は会社の保養施設だった熱海の伊豆山グリーンクラブ。
 でも集まってくれたライターたちはこの合宿の目的はわかってても、とりあえずフタケタはとってるし植田益朗さんと諏訪がやるんだから宴会の延長だよ、という認識が見え隠れ。「原作がよくできてるんだから、その面白いところをもっと膨らませれば大丈夫だって」同学年の井上敏樹さんは始まる前からそんな感じ。
 ボクも冷たいビールに引っ張られながらも、「シティーハンター」を絶対に半年で終わらせないようにするにはどうしたら良いかが第一課題。こだま兼嗣監督中心に、各話それぞれのモッコリ的内容はもちろん、原作の流れも見据えたシリーズ構成をどう再設定すればいいか。約2クール後あたりで初めての前後編を、そして1年後の50話あたりをとりあえず最終回的なイベントストーリーを設定しよう、という方向ができたのはこの合宿からでした。
 明るい夕方から始めた議論が途中の食事をはさみながらも会話を続けて、もうこれくらいでそろそろいいか、と思えたのは日付が変わるちょっと前。それから部屋にあったビールを飲み干して、さらにモッコリ談義を重ねて朝はフラフラのチェックアウトだったのでした。
 写真はおそらく初めて北条司先生にお会いした時にいただいたサイン。87年3月となってるのでおそらく第1話のアフレコ時かと。

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