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企画のスタート9

 今日も東京はすこぶる好天!暑いっす。昨日も何人かとグループライントークしたし、映像なしで会話もできるし、携帯電話を使う頻度がどんどん減ってる気がします。それでも未だにアナログ的なガラケーを手放す気にはなれないのですが。
 そしてこれはまだそのガラケーさえ無かった時代のお話。1986年TVシリーズアニメ「ボスコアドベンチャー」前回もお話ししたようにアフレコ収録は音響監督田中英行さんの指導もあり、時間もかかり厳しいものでした。収録技術の発展も大きいのですが、今のコナンアフレコはだいたい2時間半、早ければ2時間足らずで終わる事もあります。それがボスコはベースとして4時間、5時間近い事もありました。特に声優としてレギュラーデビューしたての皆口裕子さんと山寺宏一さん(=やまちゃん)は大変だったでしょう。なのでその分終了後の打ち上げは盛り上がる事になります😓
 というわけで収録後は「酔族館」という名前のお店によく行きました。食事もビールも美味しかったのですが、なんとカラオケも併設されている店で。今のようなボックスなんてない時代。曲はハチトラ(磁気テープに8曲収録だったような)カセットをがシャンと機械に差し込み、歌詞カードというか歌詞ファイルはペラペラめくるめくり癖がついた厚い本みたいなの。そこで見事に才能を発揮したのがやまちゃん!十八番は郷ひろみ「2億4千万の瞳〜エキゾチックジャパン〜」コレがモノマネも歌も最高。今やTVでもトップクラスの芸ではありますが、まだ20代前半のやまちゃんは、実はもうそのレベルにいたんですね。ホント、初めて聞いたときは身の回りにこんな人いるんだ、と思いましたもん。なんでも上手くこなすので若手に対する口うるさい先輩は「器用貧乏」なんて言う人もいました。でもカメのオッター演じるアフレコはもちろん、店の奥の舞台に立つ姿からは、今のビッグなやまちゃんがしっかり垣間見えてた気がします。
 そんなボスコも半年の放送を終え、次の作品「シティーハンター」に移行する事になります。次回は企画がスライドしている時期のお話からしますね。
 ところで本日16時文化放送超A&G「スワラジ」ゲストはグラフィニカ社長の平澤直さんのラストです。アニメ業界を支える若きリーダーとのトークをぜひお聞き逃しなく!そして写真は本日発売の「少年サンデー」です。「半妖の夜叉姫」告知ポスターついてます。高橋留美子先生の連載「MAO」は連載1周年記念センターカラーですよ😊

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