金曜ロードSHOW!

劇場版「名探偵コナン」シリーズと一番親和性が高い番組と言えば、土曜日18時レギュラー放送の次に、どう考えてもNTV「金曜ロードSHOW!」でしょう。そして今NTV hp「金曜ロードシネマクラブ」で、『あなたの投票で放送作品が決まる!「名探偵コナン」劇場版作品人気投票!』なるキャンペーンを実施中。締め切りは1月20日(月)午前10時。せっかくなので投票可能な15作品、プロデューサーでしたボクのひとことコメントをつけて紹介してみますね。
第1作「時計じかけの摩天楼」第2作目なんてあるはずがないので、青山先生はじめスタッフみんな、この作品でやり残した事、が無いように、当時の思いを全てぶつけた。
第2作「14番目の標的」コナンの登場人物には数字がついてる名前が多いと気づき、トランプの数字になぞらえた。ボクがワインにハマった時期でワイン用語もがんばった。
第4作「瞳の中の暗殺者」蘭の瞳に隠された秘密。いろんな作品のモチーフを利用して見事なオリジナルミステリーに。舞台の遊園地のロケハンは当時のパウケエスパーニャ。
第5作「天国へのカウントダウン」4作目が大人向けストーリー過ぎた、という意見を受けて探偵団をメインに。黒も匂わせながらの、犯人の動機もそして声優もピカイチでした。
第8作「銀翼の奇術師」世紀末…で魔術師は使ったのでここでは奇術師。NTVがある汐留を舞台にしたり、港の埠頭にあんなことを…。ロケハンがどんどん充実していきました。
第9作「水平線上の陰謀」陰謀は実際はプロット、と訳すけどそれではね、と探した言葉がストラテジー。珍しく小五郎が活躍、女性の前では意外にキメてくれます。
第10作「探偵たちの鎮魂歌」最初の被害者や犯人の声優に注目。ロケハンしたのは八景島。あのジェットコースターに乗った驚きが、元太のあのドラマにつながります。
第11作「紺碧の棺」事情があって制作開始遅れ。棺のルビには苦労しました。最後には青山先生の押すジョリーロジャーに。当時騒がれ出してた深海資源ネタもいろいろ調べました。
第12作「戦慄の楽譜」その2作前の披露試写の後、コナン映画を観てくれたオペラ歌手でもあった中島啓江さんが、生声で歌ってくれた「アメージンググレイス」。そこからです。
第13作「漆黒の追跡者」6作目に打ち立てた興収記録を破った作品。東都(東京)タワーの攻防がすごい。伸縮ベルトの使い方は画期的です。黒ずくめの組織の凄さも垣間見えます。
第15作「沈黙の15分」15分はもちろん15作を意識してます。でも呼び方はクォーター。役者さんたちがマジに涙を流しながら叫び演技してた姿が印象的でした。
第16作「11人目のストライカー」Jリーグさんと仲良くさせていただくことになった作品。公開の2年前からご提案いただいてました。だって新一とサッカーは切っても切れない。
第17作「絶海の探偵」脚本家櫻井武晴さんがコナンに初めて参加してくれた作品。櫻井さんが得意な分野で、とは言いましたが、まさかのイージス艦にコナンが乗れるとは。
第18作「異次元の狙撃手」ラストの有名なあのセリフありきで作られたストーリー。脚本の古内一成さんの遺作です。パックンと福士さんの英語も素敵でした。
第19作「業火の向日葵」脚本家櫻井さんの提案によるアートミステリー。有名なゴッホの向日葵のリアルなお話は本当に奥が深い。2作連続で困った時の鈴木財閥、でした。
というわけでみなさま、まだ投票前の方はぜひどれか一作を選んで投票して下さいね。

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