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結婚(企画のスタート150)

 一昨日、1992年の最初からプライベートでも大きく動きがあったと書きましたが、それはボクの結婚の事です。1月25日に披露宴と2次会を執り行い、それはそれは多くの人たちにお世話になりました。会場は今はなきホテル西洋、2次会は同じくインクスティック芝浦、思い切りバブルの香りがしてますね😵この日記では企画のスタート、なんていうタイトルでお話ししてますが、そのスタートした多くの作品を支えるチームやメンバーによって、この日はボクらを励ましていただきました。
 いろいろ披露パーティーイベントの中心となってくれたのは「シティーハンター」植田益朗さん、「YAWARA!」鈴木聡さん、「コボちゃん」小野辰雄さん、YTVの後輩・堀口良則さん、NTV吉田真さんたち。当然ですが今ではみんなそうそうたる位置にいる方々です。YTVの先輩・故水野淑さんも本当に感謝です。
 そしてこの話で言わなければならないのは本来仲人としてお願いすべきボクの上司・森本博政部長の事です。この日記にも何度も登場いただきました。森本さんがいなければ今のボクは無いどころか、アニメという仕事もしてなかったかもしれません。実は結婚の話が出て正式にお願いした後の1991年9月12日に鬼籍に入られてしまったのです。正直言って突然の事で、その後の大きな混乱は想像に難くなく。
 普通そのような立場の方がお亡くなりになったら、その次の立場の方があとを継ぐ、のが一般的でしょうか。ボクは番組企画を後押ししていただいたご恩ご縁もあり、森本さんの上司、当時の編成局長・西野正夫さんに仲人というか見届け人をお願いしたのでした。結果多くの人たちに囲まれて、西野さんを中心に人前結婚式という形を取って無事に進行。披露宴の司会は神谷明さんと伊倉一恵さん。乾杯をしていただいたこだま兼嗣監督の“乾杯の音頭”は今でも語種になるほど傑作でした。
 こんな感じでスタートした家族の存在もそして多くの仲間たちも、ボクのアニメに対するパッションというか起動力の源です。今回はそんな想いを込めて書いてみました。まもなく29年前の出来事になります。写真は北条司さん、浦沢直樹さん、植田まさしさん、3人の先生にご協力いただいて引き出物として作った掛け時計です。

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