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阪急今津線

 乗れないほど遠方じゃないのに、なかなか乗らない路線ってあるものです。大阪での大学生時代から45年も経ってるボクにとってのそんな路線が「阪急今津線」です。今回は思い切って遠回りを覚悟で(乗り換えあるけどそれほどでもない)宝塚〜西宮北口間に乗車してみました。宝塚に「宝塚ファミリーランド」があった頃はアニメイベントも開催されたりしたので、宝塚そのものには何度か来てます。マンガの神様・手塚治虫さんの故郷でもあるし。
 さて北から宝塚南口・逆瀬川・小林・仁川と南下していきます。
 仁川駅に関しては関西学院大学(=関学)があるので、大学生の時に一度来た思い出があります。マジ40年以上前のコト。ボクは大阪大学工学部に通ってて、阪急北千里駅からかなり歩いてのキャンパス。工学部らしく?ほとんどがコンクリート作りで見た目は研究所というかグレー一色なので、この関学を訪れた時の“これが大学のキャンパスなんだ!”といった驚きを忘れるコトができません。山の方の林からなだらかに下ってくる丘の感じに広がる芝生広場。そこにまさにこれが学生ライフだ!と言わんばかりの男女が何人か円陣組んで座って談笑してる!ギターで歌ってるチームもいる!同じ世代の学生なのにこの環境の違いはナニ?それをキッカケに自分を見つめ直しました…ワケではないのですが、ボクにとっての今津線は、今でもこんなアッパーな雰囲気イメージとなっているのです。
 そういえば2011年に公開された映画「阪急電車 片道15分の奇跡」の舞台もこの今津線。この片道分15分という距離感が良いのかもしれませんね。ところで今年1月24日にこの日記に書きました「阪急西宮北口駅」の記述に間違いがありました。阪急神戸線と今津線が十字に交差してる、なんて書いちゃっていましたがそんな事はありません。あの時は2階のフロアから今津線を見下ろしただけでそう思っちゃたのですが、よく考えれば同一レベルのグランドフロアで神戸線今津線が交差してる、なんてコトは実際にはあり得ないのです。というわけで西宮北口駅からさらに2駅南下する、線の名称にもなってる今津駅に行くにはいったん線路が途切れるのです。宝塚駅から今津線で今津駅へ行くには一度乗り換えが必要なのでした。1階ホームに到着したお客は2階へ上がり、今津駅へ向かうには神戸線を横断して2階のホームから発車となってます。冒頭の写真はそんな西宮北口2階のホーム、今津行き列車です。
 今回の乗車ではボクにはさすがに、「片道15分の奇跡」は起きませんでしたが、車窓を味わいながらのマイタイムトラベルは堪能できました〜。

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