宝塚シティーハンター

　東京宝塚劇場で念願の舞台「宝塚歌劇 雪組公演 ミュージカル シティーハンター-盗まれたXYZ-」を観劇できました。もうずいぶん前からの阪神競馬場とタイアップしたパブリシティも新鮮でしたし、宝塚劇場での公演もすごく評判が良いのも聞いていました。そして何より公演案内ビジュアルが魅力的で、ずっと楽しみにしてた舞台です。
　その日夕方6時くらいに劇場に到着、ほとんどが女性のお客様に混じっていそいそと入場。いかにも気持ちが上がる赤いカーペットの階段を、ここには滅多に来れないと踏んで、何度か上がり下がりしたりして。
　そのミュージカルの衣をまとった「シティーハンター歌劇」にはマジ心が震えました。まず北条司先生描くキャラクターをシナリオが良くとらえています。原作マンガからアニメに飛び出した冴羽獠や槇村香が、まさに舞台のその上で実在してます。正直言ってもう少し違和感を感じるだろうと思っていたのですがとんでもない。演技も歌も鍛え抜かれた女優さんたちによって演じられる獠ちゃんファミリーは、その宝塚独特のエッセンスを加味しながらも、観てる我々を見事に新宿シティーハンターの世界に連れていってくれました。
　さらに劇中で歌われる音楽がすごい。オリジナルの楽曲もあるのですが、「GET WILD」「シティーハンター〜愛よ消えないで」「STILL LOVE HER」など、聞いててドキドキ。どうしてそんなに感情こもったカッコいい歌が歌えるのよ、と心の中で感謝にも似た悲鳴をあげていました。ああ、観れて良かった！35年前に惚れこんでアニメ化できた時の想いが完璧によみがえります。今も各所で活躍するシティーハンターチームメンバーにも、ホント心身ともに？素敵な贈り物になってる気がしました。東京宝塚劇場公演は11月14日までです。写真はポスタービジュアルの一部分。本文後に全面を掲載しておきます。