見出し画像

アウトドアプーアル茶のすすめ ⑤ キャンプ

お茶✖️キャンプ

 お茶を飲みたいからキャンプやってる。どばどば湧いてる湧き水を汲んで、火を起こして鉄瓶でのんびりお湯を沸かしてお茶を淹れる。

 山梨の尾白のキャンプ場では、ホウノキにハンモックを張った。私が大好きな木だ。漢方の半夏厚朴湯に含まれる厚朴の起源植物で、大きな花と葉が特徴。ホウノキの下で、ただただお茶をして過ごした。
 茶葉は中国茶が合ってる。日本茶は煎がもたないが、中国茶は10煎ほどいけるから、一度茶葉を入れたら、お湯を足すだけ。炭で火を起こす、あるいは薪の熾火を作れば、湧き水を入れた鉄瓶を火にかけて、茶葉にお湯を足してのんびりお茶する。

尾白川

 北海道、阿寒湖近くのオンネトー野営場で何度もキャンプした。夏から秋にかけて、キャンプ場はトリカブトで埋め尽くされる。北海道のエゾトリカブトは最強の毒をもつ。鹿はわかってて草を食べるから、トリカブトしか残らない。青色が深く、波が立たない湖を前に、しんと静かな夜にお茶をいただく。
 プーアル茶は、餅茶といって茶葉を蒸気で蒸して固めてあるので、ナイフで崩して使う。お茶セットの隙間に餅茶をはさんで、必要な分だけ削り取る。

 岩手県北上にあるベアーベルキャンプ場は、私の心の故郷。水場の蛇口から温泉水がでる。この温泉水がやわらかい味で、お米がきれいに炊けるし、お茶もおいしい。
 雪は音を吸収するので、夜は音がなくなる。薪ストーブでお湯を沸かして、だらだらお茶を飲む。

2024.7.28

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?