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真鶴キャンプ

真鶴の海辺で、一晩、テントで過ごした
5年ぶりに予約の電話を入れたら、覚えていてくれた、嬉しい。
夜インを許してもらった
ていうか完ソロとのこと!

バックパックに最低限の荷物を入れて、100段の階段を降りてキャンプ場にたどりついた。
久しぶりとはいえ、何度も来ているから、闇設営は問題なし。
チタンのポットで沸かしたお湯を、茶葉を入れたシエラカップに注ぐ。チタンは金属臭がない。
熱源はアルコールストーブ。風がないのでストレスなく沸かせた。トランギアのアルストは、フタで調節して、ちょろちょろの火を作れる。

中国、雲南の勐海(Měnghǎi)で仕入れた、この春のプーアル茶をいただく。現場ではドブの味がした。製茶体験をさせていただいたから、手ぶらで帰るわけにいかず、義理人情で買った。怖くてテイスティングできなかったものを持ってきた。

乾燥茶葉からは、プンプンにプーアル茶の香りが漂う。
一煎目、さっと短時間で少量でいただく。うーん、くさくない!
ニ煎目、少し時間をおく。おお、くさくない!
三煎目、しっかりお湯を入れていただく、透明なプーアル茶!
よかった〜、くさくない!
なんだったんだ👋
波の音を聞きながら爆睡した。

朝は、静岡で烏龍茶を作っている木花茶寮さんの、この春のつゆひかりの緑茶。
母親の静7132由来のじんわりした優しい渋みが心地よい。茶師の渡邊さんは、台湾から戻って、本山の茶園で製茶を開始した時からつゆひかりに目をつけていた。富士宮で自分の茶園を作る時に植えたチャノキが、5年の歳月を経て、立派に成長した。つゆひかりは、煎茶だと泥になるが、釜炒りにすればクマリンが生きる!

場所と器を変えて、もう一度、勐海のお茶をいただく。今回は少しドブのにおいがする。くささと、プーアル茶独特の香りが表裏一体で、どちらにも転ぶ。悪い意味ではない。

とかとか結論が出ないことを思いながらお茶をいただく。

2024.8.6

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