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概念系

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概念系単発記事をこちらに格納。きちんとした定義は語らず日常感覚的です。なので厳密さはありません。そんなものがあるんだな、レベルのものです。
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#パズル

タイル張り

縦と横が「2×1」または「1×2」の形のドミノをいくつか使って、図のような「8×8」の枠の中に升目に沿って隙間なく敷き詰めてみよう。 これは難なく敷き詰められるだろう。 では、この枠の1つの対角線にある角2つを取り除いた枠の中に、ドミノを隙間なく敷き詰めることはできるだろうか。 ドミノは面積が2だから敷き詰められるとしたら、面積が偶数でなければならない。そして上の例はもともと「8×8」の形をした枠であり、そこから角の2つを取り除き、面積は64-2=62で偶数である。

単射(1対1の対応)

とある武将が「あの林の木の本数をすべて数えて参れ」と言った。家来たちが頑張って1本、2本、・・・と数えていったが、途中で数え間違えるので何回もやり直しになってしまう。何かよい方法はないだろうか。 さて、パズルでも数学でも1対1対応という考え方はとても有効です。定義を述べよう。集合Aから集合Bへの写像fが1対1である、または単射(たんしゃ)であるとは、相異なるAの2つの要素x、yに対して、これらをfで写したBの2つの元f(x)、f(y)が相異なるときにいう。 要は、1対1対