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あむへ機体目録1 ブロイラーボーン

せっかくnote始めたし何かやりたい!ということで、Twitterで公開したアームヘッドの解説とか補足説明とかを自分用メモも兼ねて書き残しておきます。題してあむへ機体目録。第1回はブロイラーボーンです。

「ブロイラーボーン」

品種改良を重ねた培養アームホーンを使用することで低コスト化と短期間での製造を可能にしたアームヘッド。
しかし、培養ホーンは2〜3ヶ月で粒子循環効率が低下してしまうため、基本的に短期使用の契約のみで製造される。(Twitter公開時の投稿より)

「培養アームホーン」というのは額(モノアイの上だから額だよね?)に刺さっているこの部品。アームヘッドならツノ付けなきゃ…と思いつつあまりツノらしい位置に決まらなかったのですが、『ARMHEAD PV01』の「ただの黒いシャフトでもアームホーンにしてよい」という言葉を思い出してそのまま採用。薬剤の入ったアンプルのように見えたので「培養品」と設定した、という経緯があります。

さて、このブロイラーボーンはビルダブルフィギュアのフィン(#75116 )の一箱組み替え作品として考えた機体です。75116 は貫通ボールやBJ強化ソケットが無駄に4つも入っていたり、ブラスターやライトセーバーなどのビルダブル特有の美味しい部品も詰め込まれたなかなか優秀なセットなので組み替えも簡単…というわけにはいきませんでした。主な問題はコックピットの作り方。

「肩の力を抜いて乗れるくらいの広さ。椅子はダメダメだからクッション持込必須。」というのがもっぱらの評判のようである。製造側も特に改善の方針は無いとのこと。(Twitter公開時の投稿より)

"コックピットらしい"ものを作るには「人が収まるスペース」と「乗り降りのための開閉ギミック」の二つの要素が必要です。しかしビルダブルフィギュアは『胴体ひとかたまり+必要十分な可動手足』という構成。考えられる組み替えは2パターンに絞られました。

1.手足用部品をそのまま残し、胴体まわりの部品だけでコックピットらしく作り直す
2.手足用部品を削り、その分を胴体に回してコックピットらしくする

この2つ。Twitterで他のアムヘッズの方々の組み替え作品を見るとそれぞれ半々くらいだったような気がします。ブロイラーボーンでは後者を採用しました。その分手足の組み立てに苦労することになるのですが…。

で、出来上がったコックピットの構造はこんな感じ。なんと「HFフレーム×2」「足首パーツ×2」を一気に使ってしまいました。単純に考えると、ここで消費した分「前腕と足先が足りないロボ」の完成予想図が頭を過ぎります。さて困った。

頭をひねった結果がこちら。

足先はHFアーマーの形状を利用してなんとか自立させる
腕は貫通ボールを2つずつフル活用して武器腕にする

という結論に到達。はっきり言って脚の貧弱さは否めませんがそこは低コスト量産機。多少弱々しい見た目でも大丈夫。

武装その1:フライ・キャノン

肉用若鶏なのでフライ要素を。

武装その2:レーザー・タッカー

肉用若鶏なのでタッカルビ要素を。

左腕につけたグレーのパーツは特に効能なし。強いて言うならシルエットのバランス調整役。

そんなこんなでブロイラーボーンの戦闘用配備形態でした。アンバランスな外見と実際アンバランスな構造をどうにか繋ぎ留めて作ったような機体です。人には勧めづらいけど真似していただけたら実際嬉しいことこの上ないです。

そして培養ホーンの欠点に関する設定を。

循環不良による劣化が発生する箇所は両腕部のみであるケースが多い。公的なイベント警備等の運用が終了したブロイラーボーンは腕部を解体し、本体のみを民間に払い下げる場合もある(しばしばこれは"出荷"と称される)。(Twitter公開時の投稿より)

"出荷"状態
歩行は十分可能だが、腕がある状態に比べ歩行時に頭部〜コックピット周辺が揺れやすい。(Twitter公開時の投稿より)

この機体は組み方の構造上、腕を付けておくと自壊しやすくなってます(残念ポイント)。ここは設定に活かそう!とプラスに考え、「本来腕がないはずの生命体由来のアームコアを使ってホーンを培養、機体に使っている」ということになりました。元から無い物は外しても本質的には問題ないですしね。名称が「ブロイラーボーン」に決まったのもこの辺りです。
ちなみに出荷状態の「歩行時に頭部周辺が揺れやすい」というのは「ニワトリはいつも頭を揺らして歩くから」です。パイロットからしたら迷惑な話です。

というわけで、アームヘッド「ブロイラーボーン」の紹介は以上です。こんな感じでたまーに更新していこうかと思います。現時点で完成済みの機体のストックがあと1つしかないんですけどね…。

おしまい!

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