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【アストロ犯罪者】アッセンブルボーグ AB007 ジャークノイド・ザイン

みなさ〜ん!アクションフィギュア、集めてますか〜?

 今回は海洋堂のアッセンブルボーグより『AB007 ジャークノイド・ザイン』のレビューです。

・アッセンブルボーグとは?

「トイドライブによる、設定、ストーリーを核にして自分だけの物語を完成させるオリジナルキャラクター。リボルバージョイントのポテンシャルを最大限に活かした、あらゆるポーズが可能なアクションフィギュア。ビークルや装備、すべてのボディのパーツの組み替えが可能なブロックトイ。アッセンブルボーグは、想像するという最強の娯楽を提供したい。」(パッケージ裏より引用)

……というもの。要するにリボルテックの機構を有形ブロック玩具として活用しつつ、世界観付きのフィギュアとして展開するオリジナルブランドといったところでしょう。

・パッケージ

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 玩具らしからぬシンプルな段ボール箱。情報量を削ぎ落としつつも単色刷りで「アッセンブルボーグ」のロゴを中央に配置していてオシャレな印象。店頭に並んでも目立たないのでは?といったデザインですが、それもそのはず初期のアッセンブルボーグは海洋堂の直販限定商品でした。このジャークノイド・ザインも直販限定で販売されたのち、一般流通で2016年に再販されています(今回は一般流通版)。

初版は2009年発売でしたが、当時のフィギュア系レビューサイトおよびブログではだいたいの人が必ず1つは持っているイメージでした。かなり根強い人気のあるシリーズです。

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※さらに中にパッケージが入っています。

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内箱はブリスターパック。外箱から一転してこちらはいかにも玩具然としたギラギラ感が目を惹きます。背面にはキャラクターや世界観の解説も。ジャークノイドにはエグゾ(XO)、イーグ(YEEG)、ザイン(ZAIN)の3種類存在し、ちょうど頭文字がXYZになっています。

・内容物

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・本体
・交換手首6個(開き手左右分、武器持ち手左右分、指差し右手、大きく開いた左手)
・スペシャルアッセンブルパーツ3種
・武装パーツ7種
・リボジョイント(10mm、8mm、8mmダブル、6mm、6mmダブル、ストレートジョイントショート、ストレートジョイントロングが各種2個ずつ)

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・リボチップ
・リボコンテナ

 組み替え要素があるため付属品はかなり豊富。リボチップとリボコンテナは外箱の方に入っていました。意外にも、リボルテックお馴染みのスタンドなどは付属しません。

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(まぁ説明せんでもコレ見りゃすぐわかるな…。)

・本体

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【アストロ犯罪者 ジャークノイド・ザイン】
 全身のクリアレッドが美しい細身のボディ。頭部の内側と胸部がメッキ処理されており、まるでリボルテック独自解釈版ミクロマンと呼びたくなるような外見です。肩書きがただの犯罪者ならまだしもアストロ犯罪者ですから相当凶悪なんでしょう。

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 黒い手が顔面に覆い被さったかのような独特の頭部。右目らしき造形も確認できますね。内部のメッキの反射に無色クリアーの外装が被さったことで、SFチックでどこか生物的な輝きを放っています。左右に伸びた棘は硬めの軟質素材なので破損の心配はなさそう。

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 頭部と胸部はこのように取り外すことができます。機械部品のようで生体パーツにも見えるインナーヘッドは中々衝撃的。

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 組み替え前提のフィギュアではありますが、素体状態でもなかなか見所のあるデザインです。

・可動範囲

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これでだいたい伝わるでしょうか。全身の全ての可動箇所にリボルバージョイントが使用されており、遮るものがほぼ無いためたいへん広い可動域を誇ります。

リボルバージョイントの可動について

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 22.5°ずつクリック関節で角度をつけられるリボルバージョイントが使用されています。左右どちらにも曲がるので可動域は180°。さらに、差し込み軸でも回転が可能なため、非常に柔軟です。

※これは初期型リボルバージョイントですが、新しめのリボルテック等で使われているリニューアル版リボルバージョイントはクリック関節の固定できる角度がより細かくなっています。

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 ただし、リボルバージョイントも万能ではありません。手首に使用されている6mmジョイントはクリックがすぐ死んでしまい保持力が低下しやすいのが欠点。オプションで換えも付いてきますが、残念ながら信頼性は高くないです。

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 ということで、手首のみHOBBY BASE製の組み立て式球体ジョイントに交換しています。古めのリボルテック製品を中古で買う際は、緩んだジョイントをコレに交換するだけで修復できるのでお手軽です(さすがにクリック関節ではありませんが)。

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 このようにPVCの本体パーツを硬質素材のリボルバージョイントで繋ぐ形式のため、組み替えのし易さとポージングの安定性を両立しています。画像のように半挿しでもバラバラにはならないくらい差し込み部もしっかりしてますね。

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 全身クリック関節なので保持力が高い反面、細かい角度調整が効かないのが惜しいポイントだったりもしますが、優秀なのは事実。あまりによく動くのでデッサン人形として活用する方もいるとか。

・アクション&アッセンブル

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 シルバーのウェザリングが施された特殊なメカニック部品"スペシャルアッセンブルパーツ"は本体と同じくPVC製。各所に穴があり、リボルバージョイントを接続可能。たった3つですが、様々なアッセンブルを試行錯誤できるような形状になっています。

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本体の腕をスペシャルアッセンブルパーツに置き換えてみたり…

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リボルバージョイントだけでなく、軸のある武装パーツを接続することも可能。

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もちろん、普通に武器を持たせてもOK。

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スーパー犯罪者着地。

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スペシャルアッセンブルパーツと武器を繋げて強化武器を自作したりも。

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もちろん頭や脚だって組み替え対象。

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暗殺者ブレード義足オーバーヘッドキック。

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ここまで来ると訳がわからないクリーチャー物体に……。

・サイズ

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おふろでどうぶつボール&モータルコンバット11版スポーンと比較。一般的な1/12フィギュアくらいの大きさです。

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 ということで、海洋堂『アッセンブルボーグ AB007 ジャークノイド・ザイン』のレビューでした。優れたアクション性と高いプレイバリューで当時の人気ぶりにも頷ける商品です。価格も定価2700円でリーズナブル。というか10年前のフィギュアを10年前の価格のまま売っているのが驚異的です。しかも今の目で評価しても魅力的で、アクションフィギュア界の名作と呼ぶに相応しいでしょう。オススメ。

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