手法を真似する怖さ

本で読んだ手法を導入しようとか
隣のチームで成功したからとかで手法を真似するケースってよくあると思っていて、なんとなく良さそうだから真似しようという風になってたら
ちょっと危ないなって思うことが非常に多い。
そういうチームは案の定うまくいかず、
「僕らには合いませんでした」とかすぐ手法のカスタムに走って
結果、手法の評価だけが下がるというケースを何度も見てきている。

手法を実行するのが悪いとかカスタムするのが悪いとかの話ではなくて、
課題をベースに小さく使えと言いたいのである。

ここでいう手法とは以下のようなものを示す

・スクラム
・リーン
・THE MODEL

個人的には自分たちの課題を解決していったら、
結果的にスクラムになっていたぐらいが理想だと思っている。
本を読んで手法を実践してみようというのはすごくポジティブだと思っていて、そしてどうして手法を実践してみようと思ったのかというと、
自分達に課題があると思っているからだと思います。
そこですぐに手法に飛びつくのは良くない。
まずは自分達が抱えている課題を言語化していくのが良いと思う。
毎回リリース予定に遅れが出てしまうとかチームの雰囲気良くないよねとか
全然モチベーション上がらないとかなんでも良いけど課題を
言語化した結果、出てきた課題を解決するために、
「本で読んだ○○っていうのがあるから使ってみない?」
って言って導入したらいい。
やってみた結果、課題が解決されたか、別の課題は出ていないか、
他の効能はあったかどうかを一つずつ検証して、
一つずつ成長していった結果、本の書いてある通りになった
ってなるぐらいが理想で
実際は本に書かれてあったことでやってみたけど、
うまく回らなかったことは辞めて別の形で課題を解決していこうとか
いうふうになっていくのが良い。

一つずつ課題に対する手法の効果を見ていくことができれば、
それがON/OFFのスイッチになることがわかるので、辞めやすい。
また、ポータビリティが高い状態になるので、他のチームでも
実践しやすくなる。

世の中にある様々な手法は
課題に対してのアプローチしよう。
これらは学習のためにも小さく使っていこうねという話でした。

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