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LOVE LETTER


生きるとか死ぬとか、自分とか世界とか
そういうことを昔からよく考えてきました。


なんで生きてるんだろう。


そう言うと
思春期だねとか病んでるの?とかそういう類のことを、だいたい (笑) 付きで言われたりする。

そうすると、笑われるようなことなんだ、これは恥ずかしいことなんだ…と思って、そういうことを口に出さなくなる。もしくは考えてもしょうがないから考えなくなる。で、普通に学校行って普通に就職して普通に働いて、普通に生活していく。

それが普通に生きるってこと。

普通とは。


うつになり、
わたしはただただ毎日「消えたい」と思っていました。

ふしぎなことに「消えたい」と思うことは自分の存在を意識することで、消えたいと思えば思うほど、わたしは強く存在していました。


いまも「死にたい」と思うことがあります。

多少なりとも、そういう気持ちになったことのある人は多いと思う。

でも、「生きたい」とわざわざ意識する人はあまりいないように見える。

生きているからです。




1月31日は、
だいすきな人の生まれた日です。


人生のどん底で引きこもっていたわたしを
明るい世界へ引っぱり上げてくれた人。


「わたしの人生はこんなふうで、こうやってあなたに救われたのだ」という話を打ち明けたとき、彼は

「自分は何もしてないよ」と笑っていました。



いや


たしかにな?



あなたを見つけたのはわたしだし
あなたに会いたくて外に出たのはわたしだし
勝手に応援してるのはわたしだし…


彼がわたしに見せる輝きも優しさも明るさも、彼の中では「仕事の内のひとつ」かもしれません。

というか実際そうでしょう。

わたしが受け取ってきたものは、わたし自身が払った対価へのサービスです。


感じ考え、決めて、行動し、傷つき、もがき苦しみ、だけどそこから這いあがり、
わたしを生きてきたのは紛れもなくわたしの力です。

(推しメン誕生日ブログとは思えない鬼の自己肯定)






あなたを追いかけて、知らない街に初めて行った。



はしる車窓のカーテンの隙間から、知らない景色を見た。


知らない人とたくさんすれ違った。



見に行ったライブのあなたの歌声で、好きな歌が増えた。



あなたにかわいいと思われたくて、おしゃれもヘアメイクも楽しくなった。

自分の好きな自分でいられるのがとても嬉しい。



次のイベントまで頑張ろう、と腹の括り方を覚えた。


むやみやたらに泣かなくなった。(笑)


いっしょに笑える友だちができた。


泣いたら抱きしめてくれる友だちと出会えた。


たくさんたくさん、だいすきな友だちができた。



殻に閉じこもっていたら知らなかったはずの、
たくさんの世界を見た。



あなたに向かって
全部わたしが勝手に生きてきた。

心のまんなかにはいつもあなたがいました。

あなたを見つけ、穴からもがき飛び出した
世界は明るく、広かった。そしてやさしかった。


たとえ傷ついても外に出て
あなたという明日に向かって毎日を生きるのは、
先の見えない未来へひとり立ちすくむより
はるかに楽でした。


あなたのおかげで
わたしはまた わたし を生きられるようになった。


それでもあなたは「君のためには何もしてない」と言うでしょう。

あなたの知らないところで、わたしが勝手に救われているのだから。


きっとわたしだけじゃない、誰かを応援してる誰もが、誰かに勝手に夢を見て、勝手に救われて、勝手に傷ついて、だけどまた自分の力で立ち上がる。



誰かのために「何もしてない」なんかじゃない

「あなたがいる」、それがすべてです。





あなたは強がりだし気分屋だし
プライドも高くて(笑)
きっと秘密もたくさんあるでしょう。


起きれない朝
眠れない夜
誰にも言えない感情をどうしようもなく抱える日

走り続けることを迷う日もきっとあるね。


あなたは理想を口にしない人なので、あなたの理想のファンにはなれないかもしれません。

わたしの応援は、あなたにとって何の力にもならないかもしれない。

それでもいつも味方でありたい。


ステージへ上がることを迷う日と
下りることを悩む日は
最後に必ず思い出してほしい。

あなたをだいすきなみんながいること。


そしてわたしは わたしが生きるために あなたをアイドルにする。

わたしの生きる覚悟と、あなたへ期待することが、
わたしなりに出来る応援のすべてです。



ほんのわずかでもあなたを温めることが出来たら

いつか「この人が自分のファンでよかった」と思ってもらえる瞬間があるなら


生きてよかった
と、心から笑ってみせます。



どんな形になるかまだわからないけど
どうぞ今年もめいっぱいのおめでとうと愛を