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毎日の余談

しんしんと寒さが染みる部屋にいる。雨は夜更け過ぎても雪へと変わることは気象的にはあり得ないという。年の瀬の重苦しさが、そのまま新年を覆ってしまって、心が呆然として停滞したまま、日々をやり過ごすことがやっとで、大局的な視点など微塵もない。息苦しさは己を苛み、胸の痛みを増幅する。愚かな自分を確認するだけで、一歩も前に進まない日常。それでも、まだ人生は楽しいと言おう。心の貧しいものは幸いである。神はそれを愛でるのだから。

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