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結婚相談所の仮交際中の食事マナー 料理の取り分けは男性女性どちらがする?

洗練された立ち振る舞いで交際中の男性が手際よくスマートにお料理を取り分けてくれたら…そう願っている女性も多い。

反対に、ここは家庭的なところを見せるには絶好の場面と、張り切って取り分けをする女性もいることでしょう。

このお料理取り分け問題は、意外に多くの会員さん達のご報告に書かれていること。

女性の気持ちの根本にあるのはレディーファースト。

フランスの男性のように、自分をお姫様のように扱ってくれる男性に憧れる人も多い。
レストランなどでは男性がお料理を取り分けるほうが、周りから見てもスマートに見えると私自身も思っていた。

ところが意外にも、男女ともに自分が取り分ける側の立場に立つと、お相手に対してちょっとだけ「なんだろうなぁ」と違和感を持つ人が多いのに気づかされる。

一番の違和感はありがとうという感謝が感じられないこと

男性がお料理を取り分けてくれることが当たり前と思っていたら、女性はあまり感謝の気持ちは湧かないかもしれない。よくできました、位の感覚だと思う。

なぜならそれが女性にとって当然のマナーであり、当たり前の事だから。

逆もまた然りで、女性が取り分けをすることが当たり前と思っている男性は、自分の分だけ取り分けてもらったら、女性がまだ自分の分を取り分ける前に食べ始めてしまったりする。

男女共に、相手がするのが当たり前だと思っている人に対して、取り分けするという行為を通してそれ以上の不安を感じてしまう。

婚活のデートというものは、常に相手をジャッジする場だということを忘れてはならない。

レディーファーストは西洋的な考え方

レストランで、いわゆる上座と呼ばれる奥の席や見晴らしの良い席など上席は、女性が座るものということは日本でも当たり前になってきたと思う。

しかしこれは西洋料理のマナーであって、日本を含むアジアではこの座り方は逆になり、日本料理のお店や中国料理のお店では上席は男性に座らせる。

なので、もしおひつからご飯をよそうということになれば、やはり女性がすべきということになる。

フレンチでもイタリアンでも、高級店になるとお客が料理を取り分けるということ自体あまり行わないことを考えると、取り分けが必要というお店は若干カジュアルなお店だろうと思う。そうであれば、あまりマナーにこだわらずどちらか慣れている方、あるいはしたい方がすればいいのかなと思う。

それよりも、取り分けてもらった側が取り分けてくれた人にきちんと感謝の気持ちを伝えること、そして今回はしてもらったので次回は自分がするなどの気遣いのほうがずっと大切な気がする。

日本では、まだまだレディーファーストがしっかり根付いているとは言えないし、考え方も人によって大きく違う。だからこそ、西洋風のレディーファーストが身に付いた男性がモテるということも言えるのだけど。

日本には日本の良さがあるから

例えば、日本では少し前まで専業主婦が一家のお財布の紐を握っていた。これは世界中のどの国を見てもないことらしい。外では男性を立てていても、家の中では実は女性の地位は高かったと言われる。ところが欧米の考え方が入ってきて、今では夫婦別々のお財布になりつつある。

いろいろな文化を許容し受け入れてきた私たち日本人であり日本だから、和洋折衷という言葉があるように西洋と東洋の微妙な融合こそが美しいと思う。

クリスチャンではなくてもクリスマスをお祝いし、お正月になれば神社でお参りする文化の私たちはいろいろなものを受け入れられるという意味で懐が深い。

だから、お料理の取り分けも西洋料理かアジア料理かによって、さらにお店の雰囲気やお相手によって臨機応変に対応するということでいいと思う。


婚活カウンセラー歴22年
セレブ婚活のスターマリアージュ青山
松岡利恵子

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