見方を沢山つくりなさい
私が素敵だなと思っている女性が何名かいる。
そのうちの一人は小池一子さん。
彼女は1935年生まれ、激動の時代を生きてきた。
いつも二コニコしており、老若男女問わず常に人に囲まれていた。
好きな洋服を着て、ベリーショートの髪色を遊ばせて、さっそうと歩く姿はとても魅力的だった。ある時は、マイグラスの好きなところを嬉しそうに語り、またある時は瘤の話を哲学的に語ってらっしゃった。
現代よりも女性に対して差別的な思考を持った社会で生きてきたのに、彼女は女性であることを誇らしく凛としていた。
ある日、そんな彼女の生き方の思想を聞くことができた。
『人生を良く生きるには見方を沢山つくりなさい』
20年弱も前の話だが、私はその言葉を今も大切に持っている。
そして本当の意味がやっと少しづつ分かってきたように感じている。
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