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ボンビーレディーがバーチャル賃貸併用物件の仕組みを作るまで

不動産を勉強しだした当初、知識も経験も偏差値も給料も貯金もなかった私の話。

始められる事から、とにかく始めた。

それが一番大切。

はじまり

今の夫と結婚のタイミングで家の購入案が夫婦の中で浮上した。

それが、2013年

【エピソード1】マイルドヤンキーの夢玉砕

私は埼玉の田舎の庭付き二世帯住宅(戸建て)で育ったこともあり、

将来は庭付きの戸建てに住みたい!
といったマイルドヤンキーが語るような漠然とした夢があった。

購入場所は、私が埼玉の実家に帰り易くする為に、埼玉直通の私鉄の沿線。
(家族大好きマイルドヤンキー×交通の便を考慮しJRと交差する当たり)

探し始めた直後、東京の土地の高さに秒で玉砕。

庭付き、、というか新築は無理だ、、、、

当時の私と彼は、安月給の会社で働く修行の身。
私の額面年収が180万弱ぐらい、彼はそれにチョロ毛が生えたくらい。
(いや、そもそもよく結婚するきになったな!!笑)

職場は24時間稼働、終電で帰れるのは稀。
深夜の仕事終わりのに女子一人でうろつくのは危険だと、
新卒の時、両親の選んだ職場近くに住んでいた。

1K & バランス窯部分が剥き出しのステンレス製の在来風呂、
もちろん洗濯機は屋外設置、長押と砂壁の部屋
これぞ王道木造ボロアパート。
(よく選んだな!!笑、、、、、いや、両親にマジ感謝)
家賃節約の為にそこに彼が転がり込み、途中から同棲生活をしていた。

当時は、二人で真剣に東京に戸建てを買おうとしていたのだ。笑

仕方なく、中古の戸建てを買うしかないか、、、、、
中古戸建ての購入を全く考えてなかったので意気消沈、
仕方なく中古戸建て購入に向けて勉強を始めた。
所詮中古でしょ・・・・・完全に舐めていた。

思い返せば、これが私が不動産の勉強のはじまり。 。。。。

【エピソード2】おらぁ、ボロアパートでるだぁ

仕方なく中古戸建ての勉強を始めた私たち。

グーグルの検索トップに出てくるような某有名不動産情報サイトを穴が開くほど眺め、目当てのエリアにある昔からありそうな地場の不動産屋に通ってはいくつか物件を紹介してもらった。

しばらくして数件予算に合った物件を見つけ、何度か内見を繰り返した。
・空き家。
・老夫婦とその家族が住んでいる家。(老夫婦立ち合い)
・離婚調停中の家。(奥様と小さい子供三人と一匹の犬が立ち合い)
・自主工事で家がつぎはぎのロボットのようになっている家。
十人十色のドラマがそれぞれの家にあった。

そもそも希望地が人気エリアだったせいもあり、条件をゆるめても物件自体が出てこない。
6か月ぐらい激務に追われつつ物件探しをした結果、
"中古"通り越して、"大古"戸建一つに絞りこむことが出来た。

二人で、息をのむ。

覚悟を決めた。

資産もねぇ現金もねぇ職場もそれほど有名じゃねぇ。
覚悟だけいっちょ前な私たちは、利率が低く済むように、いろいろ調べ、池袋の廃墟ビルに事務所を構えているネット銀行のローン申請をペアローンで申請した。(そのころには、書類上夫婦になっていたので)

そして、結果は、、、不承諾。
玉砕とおりこして、、、粉砕

抜け殻になった。

覚悟の矛先を失い、覚醒

もうここには住んでいられない!
おらぁこんなボロいやだぁ
おらぁこんなボロいやだぁ
勢いで木造ボロアパートを退去し、
アパートの線路挟んで向かい側にあるボロマンションへ引っ越し

がっ

距離にして50メートル。

【エピソード3】おらぁ東京に住むだぁ

ボロアパートでも快適な鉄筋ライフをエンジョイしていた。

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