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ワーママデビューする前に考えて選び取って欲しい。時短でもいいフルタイムでもいい…そして私の場合

昨年の秋に復職し、現在長子(1歳半)とフリーランスの夫と暮らしてます。新米フルタイムワーママデビューして3カ月がたちました。

3カ月たって、改めてよかったなと思えたフルタイム勤務
何故私がフルタイムを選んだのか?
それまでの思考とトレードオフした選択肢をご紹介したいと思います。

フルタイムという選択のきっかけ

当初、私は当たり前の様に時短で復職することにしていました。

だって、第二子出来たらまた迷惑かけちゃうし
だって、育児時間守りたいし
だって、余計な責任追いたくないし
だって、育児大変だし

だって、だって、、そんな事を思って粛々と迫りくる復職に備えてました。

そんな時このツイートに出会います。

衝撃が走りました。

『え?フルタイムでも子供を一番にできるの?』

『フルタイムで働く=子供は二番』と思考停止モードで、何も考えずに、私は時短を選んでいたという事に気がつきました。

そう、子供が一番。
そもそも、私の人生の一番の目的は?

私の人生の主目的は家族と幸せになる。

その為に目標を積む。
現段階での私の目標は、
・経済的自由を得る
・子供に寄り添う
・自分の人生を生きる
その手段は?時短勤務なのか?フルタイムなのか?
それぞれを分解して比較検討してみました。

目標1;経済的自由を得る

家族が豊かに暮らすために、子供が望む将来をできる限り用意してあげるために、経済的余裕は必要です。不動産収入が僅か(そして空室リスク有)9割がた会社員の給料がメインの収入源。そして、フリーランスの夫(不安定な収入)

更に、第二子ができた場合の産休育休中の給付金のベースとなるのは、、

①育児休業開始前6か月の賃金の平均を月収の100%とした比率で決定する。

という事は、時短勤務から育児休業に入るのと、定時勤務(フルタイムだと雇用形態により意味合いが変わるので定時勤務とする)から育児休業に入るのとでは、もらえる金額が異なります。

以下育児給付金の①に対する比率

②育児休業開始から180日間(1~6カ月目の間):①の67%支給される
③育児休業開始から181日目以降(7~12カ月目の間):①の50%支給される

それでは、①~③の18カ月の間もらえるお金を具体的にざっくり確認してみましょう。

例・定時で月収30万のAさんが第二子妊娠した場合

定時:月収30万で6カ月はたらいて、その後育休中にもらえるお金①30万/月×6カ月 = 180万
②(30万/月×0.67)×(1~6カ月目の間) = 120万
③(30万/月×0.50)×(7~12カ月目の間) = 90万
①+②+③=390万

時短:月収22.5万で6カ月はたらいて、その後育休中にもらえるお金
(雇用形態によりますが、一般的に約75%といわれている)
①22.5万/月×6カ月 = 135万
②(22.5万/月×0.67)×(1~6カ月目の間) = 90.45万
③(22.5万/月×0.50)×(7~12カ月目の間) = 67.5万
①+②+③=292.95万

差額97.05万!!18カ月で約100万円支給額が変わってきます!!

更に、今回は育休に入るまでの期間を6カ月としましたが…
・1年だった場合……142.5万
・2年だった場合……232.5万
・一人っ子(長子を0歳児保育機関に入れ、小学校上がるまで時短勤務を選んだ場合)……540万

目標2;子供に寄り添う

時短勤務も定時勤務も帰宅は、全て子供と寄り添えたら理想的かもしれませんが、実際はその2時間で夕食作って、洗濯物あらって、保育園の準備して、スーパーで買い物して、お迎え前にちょっと休憩して、、、、そんなことはないでしょうか?

勿論、それらは全て『家族と幸せになる』その為。

でも、もし登園だけでも夫が全て担当してくれたら?
家事代行サービスや家電が手伝ってくれるとしたら?
最寄りの駅からの徒歩時間を電動自転車やタクシーで短縮できたら?

『家族と幸せになる』その為には、妻が一人で抱え込んで頑張っらなくてもいいと私は思います。

目標3;自分の人生を生きる

0歳児が自分の人生を生きるために、24時間助けを必要とする。
夫は毎日自分の人生の夢を叶える為に、長時間労働をする。
私は育休中に上記のような毎日を繰り返した事で、自分が主役の人生を生きる感覚を失ってしまいました。次第に、自分の人生を生きている夫にイライラしたり、子供に笑顔が見せられなくなってしまってました。

育休中の0歳児育児が気が付かせてくれました。
『私の場合、家族そのものを生きがえにすると精神的に満たされなくなってしまい、家族に負担がかかる。わたしは、自分の人生も生きよう。それが家族の幸せの為でもある。』

そして定時勤務を選んだ事で、育児・家事・仕事に対しての家族としての役割が夫と同じになったのでフェアな状態で話し合いをする事ができました。

さて、自分の持っている選択肢は何か?

最後に、私の場合は裁量労働制なので定時と言っても残業&長時間労働がデフォルトになってるような会社です。なので、時短ではなくフルタイムを選ぶという事は、長時間労働の渦中に飛び込むようなもの・・・

だからと言って、時短勤務を選んで給料が75%になっても責任やパフォーマンスはフルタイムと同じ100%(良い事でもあるし悪い事でもある)・・・

せめて時短にしておけば最悪子供に何かあったときに時短勤務だからといって融通利かせてくれるかもしれない・・・よし時短勤務にしよう



ちょっとまって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ここからが一番大切!

そんな不安を抱きながら自動的に時短を選ぶ前に一つ言っておきます。

フルタイムでも時短勤務でもどんな雇用形態であろうと、子供に何かトラブルがあった時は対応できるように会社に働きかけられる制度があるんです。

生後満1年に達しない生児を育てる女性は、1日2回各々少なくとも30分の育児時間を請求することができます。(労働基準法第67条)
3歳までの子を養育する労働者は、請求すれば所定外労働が制限されます。(育児・介護休業法第16条の8)
小学生の就学前の子を養育する労働者は、会社に申し出ることにより、年次有給休暇とは別に子が1人の場合は1年に5日(子が2人以上の場合は10日)まで、病気・けがをした子の看護又は子に予防接種、健康診断を受けさせるための休暇を1日又は半日単位で取得することができます。(育児・介護休業法第16条の2、第16条の3)
小学校就学前の子の育児に関する目的で利用できる休暇制度(配偶者出産休暇や入園式等の行事参加のための休暇等)を設けるよう努力しなければなりません。(育児・介護休業法第24条第1項)

え、じゃぁフルタイムでもいいかも。。。。


ちょっとまって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ただのフルタイムにする前にフルタイムに加えられる様々な労働条件を知っておきましょう。

所定外労働(残業)の免除
3歳までの子を養育する男女労働者が子を養育するために請求した場合には、事業主は所定労働時間を超えて労働させてはならないことになっています。1回の請求につき、1月以上1年以内の期間利用できます。開始日及び終了日を明らかにして制限開始予定日の1か月前までに請求する必要があります。(育児・介護休業法 第16条の8)
時間外労働
小学校就学の始期に達するまでの子を養育する男女労働者が子を養育するために請求した場合には、事業主は制限時間(1か月24時間、1年150時間)を超えて時間外労働をさせてはならないことになっています。1回の請求につき1月以上1年以内の期間利用できます。開始日及び終了日を明らかにして制限開始予定日の1ヶ月前までに請求する必要があります。(育児・介護休業法 第17条)
深夜業の制限
小学校就学の始期に達するまでの子を養育する男女労働者が子を養育するために請求した場合には、事業主は午後10時~午前5時(「深夜」)において労働させてはならないことになっています。1回の請求につき1月以上6ヶ月以内の期間利用できます。開始日及び終了日を明らかにして制限開始予定日の1ヶ月前までに請求する必要があります。(育児・介護休業法 第19条)

会社との交渉次第ではあるかと思いますし、自主的に会社の産業医にありのままを相談して働き方についてのアドバイスをもらうのもいいと思います。産業医等わからない会社であれば、厚生労働省の機関に相談してみるのもいいと思います。

苦情処理・紛争解決の援助及び調停
労使とも育児休業の取得等に伴う労使間の紛争について、都道府県労働局長による紛争解決の援助及び調停委員による調停制度を利用することができます。※詳しくは厚生労働省ホームページ「育児・介護休業法について」をご覧ください。



で、

私はどんな条件にしたかというと・・・

私は産業医面談で相談した結果、深夜業の制限(+出張禁止)にしていただき、みなし時間分の残業含めたフルタイム勤務の選択をしました。

リモートワークの制度も使うことで、実は時短勤務の人よりも早く退社して、夕方~夜に子供と遊び、子供が寝てから残りの作業をしたりしています。大変な事もおおいですが、私の人生の目的に向かって今は、何の迷いもありません。


最後に以下のサイトは産休入ってから復職するまでの間何回も参考にさせて頂いたサイトです。妊娠出産以外の悩みにも参考になる情報が沢山載っているので、ぜひ見てみてください。




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