最初の妊娠発覚~復職までの奮闘記。~夫婦編~

夫との出会いは、、、さかのぼる事〇〇年前・・・

25ー26歳。

当時在籍していた職場は小さなデザイン会社で、スタッフはほぼ全員が独立を目標に日々切磋琢磨しているような環境だった。女性も例にもれず、独立を目指し働いてました。

そして、私はあることに気が付きます。男性も女性も同じように性差なく働くのに、OBの様に、独立して家庭があって働いているOGがホボ居ないんじゃないか?

周りを見回すと2日3日帰ってない同僚の姿。積み重なった資料。当たり前の光景を誰も何も感じない。日常の景色。

そんな場所で私たちは出会いました。

28-29歳。

最初の職場に私以外の女性がいなくなった事をきっかけに、将来について深く考え転職しました。新しい会社はやりがいという点では満たされない部分もありましたが、仕事以外の自由な時間が取れるよになり、満足して働いてました。

が、当時同棲していた彼(現夫)と同棲生活をしていた私はある事に気が付きました。職場も働き方も変わったので、時間に余裕ができたけど、家のことに時間を割いてしまってて、自分の時間が取れてなくない?

20代のけなげな私は、長時間労働で頑張る彼を応援する事で二人の将来を見つめていたのですが、それは幻想です。私には私のやりたい事がある。長時間労働も彼が選んでやっている事。
私が得た自由時間を際限なく家事に捧げるのはやめようと、思うようになり、彼との同棲生活を少しづつ見直しました。

Ⅰ.カップル期

生涯を通して働きたい気持ちがあった私は、家事に積極的な人でないと幸せになれないだろうな、と思うようになり、結婚前の彼との同棲生活を少しづつ見直しました。

①料理は頑張って作らない様にしよう

元々、料理は好きでした。
でも、色々な理由をつけて家で食事を作らないようにしました。
そのかわり沢山外食したおかげで、夫婦の会話を深める事も出来ました。

②洗濯機は全自動

干す事を辞めました。
畳むのも一人でいるときに畳むことを辞めました。
夫と一緒にいるときに畳む。(夫も察していつの間にか畳むようになりました)

Ⅱ.妊娠期

妊娠するまでは、結婚してもしなくても我が家の場合関係性はほとんど変わりませんでした。妊娠を期に変わった事がいくつかあります。

③重い荷物持たない。

夫婦2人で過ごしていた時は、よほど重いものでない限り夫に荷物を持たせることがあまり好きじゃなかったので、基本的に各自で持つ習慣がついてしまってました。夫と一緒に定期健診で産婦人科に行ったときに、夫ができる妊娠中の妻へのケアの話をして頂いたので、今までの習慣が変な形で残る事が無かったので良かったです。

④料理しない。

本当に一切料理しませんでした。子供が生まれたら行けなくなる!と事あるごとに口にして近所にある色んなレストラン・定食屋に足しげく通いました。そもそも妊娠前から料理を作らなかったので、何のストレスもなく取り入れられました。

Ⅲ.夫婦×子供(0カ月~12カ月)期

これまでに私が水面下で勝手に調整してきた夫婦の役割を総動員してもストレスが多く衝突が多かった0歳児育児(生後半年までの間がピーク)。1歳になるにつれて、精神的余裕が少しづつ生まれ、夫と分担について公に会議を繰り返しました。

⑤母乳100%ではなく混合という選択

産院の時から混合で育てたい旨看護師さんにも混合がいいと伝えました。
実母や実祖母には母乳が出るなら、母乳を100%あげればいいのにと、いろいろ言われましたが、結果混合にして良かったと心から思ってます。
哺乳瓶でも母乳でも我が子にミルクを飲ませてあげる喜びはひとしおです。
夫とその尊さをシェアできてよかったと思います。特に寝不足になりがちな深夜の授乳の時、夫が起きて勝手に授乳を終えてくれるようになってました。おかげで、私は翌日の育児の為に良質な睡眠をとり、比較的笑顔で子供の相手をする事ができました。もう卒乳はとっくに済みましたが、夜泣きなどがあった今でも私より夫の方が先に起きて子供をあやしていたりします。
混合にして夫への感謝の気持ちが深まりました。

⑦お出かけの際の子供の準備は全て任せよう

子供と出かける際の子供の為の準備は何かしら理由をつけて、全て夫にお願いするようにしてました。
授乳の準備・離乳食の用意・お昼寝用のガーゼケット・おむつ・着替え等。最初は頻繁に忘れ物をして取りに帰ったり、途中の薬局で購入したり。とにかく私は文句を言わずに見守ることに徹しました。
おかげで、12カ月になる頃には完璧に何もかも用意して出かけられるようになりましたし、二人で義母の家にお泊りに行くときも自分ですべての用意をして行ってくれてます。お泊りに2人で行った際、現地で足りないものに気が付いても、練習中に夫が現地調達を繰り返していたので、『何買ったらいい?』みたいに電話がかかってくる事もなかったです。

⑧子供の抱っこの筋肉はなるべく夫の筋肉にしよう

夫と子供と外に出るとき、なるべく子供以外のケアに回りました。
外遊びの付き添いや、移動の際の子供の抱っこや、ベビーカーを押す等、私よりも夫の方が力があるからといった理由で夫に担当してもらうよう心掛けました。子供の中にお父さん=抱っこしてくれる という安心感が刷り込まれ、夫がいる時は私よりも夫に甘えるようになりました。夫も、子供が自分に可愛く甘えてくるので、いろんな意味で目が離せなくなり、常に子供に目線を配っているので、外出中に携帯電話を見てザッピングしたりすることは無い気がしてます。

⑨育児休業は育児の為だけの休暇出会って家事の為の休暇ではない事を訴えよう

育児休暇中に陥りがちな夫婦の家事時間格差。
子供が早く寝てくれて、1日の育児が運よく早めに終わった日でも、家事に時間を取られて全然休憩できない事が多いのではないでしょうか?
帰宅する夫の為に食事を作ったり、家にいるからって家の事を多く引き受けすぎてはないでしょうか?
育児休暇は育児の為の休暇出会って、家事の為の休暇ではありません。

さらに家で長時間過ごしているので、”良かれ” と思って全ての家事を請け負ってしまうと、復職しても育休中と同じく夫が家事を全然してくれない!とか、ちょっと家事をしただけで夫側から『手伝ったから休んでいい?』みたいな当事者意識のない発言をさせる要因になります。

我が家も、ここはかなり根気のいるアクションになりました。
育休中の ”良かれ” にはくれぐれも要注意です!

Ⅳ.夫婦×子供(13カ月~18カ月)期

子供が保育園に行くようになりました。
同時に私がフルタイム復職し、共働きの育児中家庭になりました。

⑩育児を中心に役割分担

我が家の場合、育児の役割分担をしました。
朝;夫育児担当・私家事担当
夜;私育児担当・夫家事担当
※家事担当は不在でも可・家事担当が大人の食事担当
※育児担当者は子供が健康に過ごせて次の担当者へ引き継げればOK
※子供の食事は育児担当者が用意する
我が家の夫は長時間労働者なので、夜基本的には不在です。
そして、夜に夫が帰宅しても私は夫の食事を作りません。
(私が夫の分の食事を作る必要があるのは朝のみ)

⑪登園の準備は夫にお願いしよう(連絡帳含め)

⑩にも書きましたが、夜本来家事担当の夫が不在です。
なので、保育園の準備から備品補充から何から夫が請け負ってます。

⑫苦手な家事のカミングアウト

家事をシェアするために、苦手な家事は相手に苦手なので請け負ってもらえないか?をお願いすることを強くお勧めします。
ちなみに、私は洗濯物を畳むのが苦手です。あと、男性の方が汚す頻度が高いトイレ掃除は精神的に負担が大きいです。なので、この2つは夫へ苦手だという意思を伝え、夫に頻度や方法含めて一切合切任せてます。(乾いた衣服が山積身になってても口も手も一切出しません)その代わりに、料理は私の方が得意なので、買い出し含めて請け負う事にしました。
※相手にお願いした家事が相手も苦手な場合は、相手に家事代行等のシステムを使って委託(管理)して欲しい等の相談をする事も家事シェアの手段の一つかと思います。

Ⅴ.夫婦×子供(19カ月~)期

これからの課題

⑬私達夫婦はフェアであることを伝えよう

我が家の夫は、比較的家事も育児も進んでやってくれています。しかし、精神的に疲れている時やイライラしている時に『オレこんなにやってるのに』と、言葉がこぼれる事があります。日本に住んでる以上男女差別がジェネラルなので、どうしてもそう考えざるを得ない気持ちはある程度理解しているつもりです。しかし、私たちの目指す幸せは男女差別の先には存在しません。

少しづつ少しづつ、夫が私を日本の差別社会から救い上げてくれると信じてこれからも伝え続けようと思ってます。


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