あなたも『チーム桃太郎』へ！/チハル

2022年6月に行われるWestern States Endurance Run (『WSER』)という100マイル（160㎞）のトレイルラニングレースに挑戦します。

100マイルの山道を笑顔で走った
最後にこの距離を走ったのは、インド洋にあるマダガスカル島の近く、フランスの海外県レユニオン島を北から南に縦走するDiagonale des fous、愚か者の対角線こと“Grand Raid Réunion（GRR）”でした。2014年10月、私が47歳の時でした。

GRRは、私が参加した100マイルのレースでは最強難度でした。登りの合計は10,000メートルを超えます。どんな速い選手でも23時間はかかります（『WSER』の最速記録は14時間ちょっと）。

40代後半に私は、100㎞を超える国内外のトレイルラニングレースに出まくっていました。若くはなかったですが、体力も気力も充実していました。それでも、レース後半、不眠二晩目は必ずと言っていいほど幻覚を見ました。眠さをこらえて運動するって、とっても不快です。だって拷問で使う手ですから。そんな経験を面白がって話すランナーもいますが、私はこれを何とかしたかった。

とにかく楽しく100マイルを走り切ることを目指して参加したGRRでは、日中は炎天下を走り続けながらも、夜間走も難行苦行ではなく、幻覚にも悩まされず36時間半楽しみ尽くすことが出来ました。それ以来100マイルへの挑戦からは遠ざかっていきました。

再び若いヤツらと競う
時が過ぎ2019年6月にオーストリア・ザルツブルグをスタート・ゴールに行われるMozart100で4年ぶりに100㎞以上のレースに臨みました。何かに挑戦する気持ちはさほどなく、ドイツ・ミュンヘンへの出張のついでにちょうど良いタイミングとレース会場だったため、気軽に参加したのです。

サウンドオブミュージックの景色を堪能し、無事完走しました。ヨーロッパで100㎞を超えるトレイルラニングレースのデビューをする若いランナーが多く走るレースで、見ず知らずの若者といろいろ話が出来て楽しかった。　「下り速いっすね～、」って声をかけてもらって、「おまえ、オレもうすぐ孫が生まれるんだぞって」。

このレースを完走すると『WSER』の申込資格を得られるということを後で知り、初めて参加申し込みをしました。私よりも一まわり以上年下の実力派ランナーが「やっぱ『WSER』走りたい。」みたいな会話をしているのに割って入りたくて申し込んだような気もします。若手に張り合う気があるのであれば、100マイルを走り切るぐらいの気力は残ってるんだろうと思いつつ（苦笑

ウェスタンステーツって？
内坂庸夫さんの「ウェスタンステーツって何？」に詳しいですが（https://note.com/ucisaca/n/n63e4286c587d）、『WSER』とは、もともとは人馬一体になって100マイルを24時間以内に走破するというコンセプトのレースを、人間の足で24時間以内に走破しようという、聞いてニヤッとするような豪放磊落な始まりの物語があるレース。

初めて人類が24時間以内の完走に成功した1974年から数えて45年以上の歴史を誇る『WSER』のコースは、アメリカ・カリフォルニア州のシエラネバダ山脈にある景色のキレイなWestern States Trailを辿ります。

約370名のランナーを、1500人以上のボランティアが支える理想的なレース環境も魅力ですね。そんなこんなで、今や、一般参加者の抽選倍率が東京マラソンの比じゃない平均約25倍。連続して申し込む年数が増えるほど当選しやすい仕組みの為、初めて申し込んだ私の選ばれる確率は100人に1人。

選ばれたらやりたいこと
絶望的な確率ですが、もし参加資格が得られたら、やりたいことが2つありました。一つは、私が当選した場合、たぶん落選するであろう若手のランナーを連れていくこと。『WSER』のような歴史のある、運営が素晴らしいレースを将来のある若者に見せるのが、私の役目だという自覚あります(笑)

もう一つは、2018年に起業した福島の地震、津波、原発事故の被害がひどかった地域の復興を後押しする事業（合同会社SUSKENERGYという会社で事業をやっています。）を、『WSER』をきっかけに次のステージに進めること。

事業とは、もともと田んぼだった福島の海沿いで、原発事故による風評被害が癒えコメ作りが本格再開できるまで、オーガニックコットンを栽培し、畑の空き地に風車を立てて、電気を売って自給自足をベースにした新しい社会を作ること。大量生産、大量消費で成り立っている経済システムをぶっ壊し、革命を起こすつもりで始めた事業です。

鬼退治とは革命です！
100マイルを走る気力と体力があるのであれば、革命も前に進められるはず。そう、鬼退治とは、環境を破壊する経済システムをやっつける革命。

ほら、当選。そしてチーム桃太郎結成へ！
こんな思いを持って、抽選日に臨んだせいか、落選するに違いないとはついぞ思っていませんでした。何人かに公言もしていました。現地で抽選会があったのは2019年12月7日。明けて日本時間8日の朝、起きてみるとスマホに海外のランナーの友達から沢山のおめでとうメッセージが。ライブでストリーミングがあった抽選会を見ていたのですね。

早速、抽選の結果を聞くと、仲間は軒並み落選。「よし、お前らもペーサーだ！」と、桃太郎の物語よろしく、まず山田琢也選手、大瀬和文選手を家来に従えました。

監督としてお誘いしたのが、内坂庸夫さん。創刊から編集に携わったPopeye、Tarzanを通じ、それらの雑誌を少年期、青年期に愛読していた私をこのような人間に育てた責任（影響力？）大の御仁です。

内坂さんとは、100マイルのトレイルラニングレースの世界選手権ともいわれる2009年のUltra-Trail du Mont-Blanc（UTMB）レース中に知遇を得、今や、岩手県から福島県にかけての沿岸部700㎞を貫くみちのく潮風トレイルやMozart100など国内外の走って気持ちのよい場所への旅のお供をさせていただいています。『WSER』へ行きましょうとの私からの誘いには、予想通り「行きたい！」と(笑)

フォトグラファーは、私が初めてトレイルラニングレースで優勝した2007年の第一回斑尾フォレストトレイル50㎞が、トレランフォトグラファーデビューだった藤巻翔くん。私と山田琢也選手が知り合ったきっかけになったレースでもあります。これが『チーム桃太郎』のコアメンバー。

2022年6月に『WSER』を走ります！
コロナ禍で私が参加予定だった2020年の『WSER』は中止。私の『WSER』への参加資格は、2021年6月に繰り越されました。今年だって、コロナのワクチン接種が進まない日本人の参加はどうかと気をもんでいましたが、大会主催者によると、2021年の大会は現地に集まれるランナーだけで行い、当選している海外ランナーの参加資格は希望すれば2022年に繰り越すとのこと。なので、私は、2022年6月に『WSER』を走ります！

チーム桃太郎で一緒に、同時に楽しみましょう！
カリフォルニアまで行くかどうかは措いて、『チーム桃太郎』の一員としてレース参加に向けた準備や、レース中も含む現地での様子を一緒に同時に楽しんでほしい。それがコアメンバーに加えて多くの方に『チーム桃太郎』へ参加して欲しいと思う理由です。

GREAT RACE的なテレビ番組でランナーが極限状態になる壮絶なレースの様子は見ることはできます。『チーム桃太郎』では、想像を超えるレースに臨む選手、スタッフと一緒に同時に準備のステージから雰囲気を味わい、一緒に同時に楽しむことが出来ます。

ランナーである私は、30代半ばに体重を減らしたいため、駐在していた香港の山道を走り始めた最初からおじさんランナーです。徐々に山を走る距離が延び、50㎞、100㎞。そして、夜間も走り続けるなんて想像を超える世界でした。『チーム桃太郎』には是非、100マイルなんて夢のまた夢と思っている方にも参加していただきたいです。

もちろん、100マイルで世界と戦いたいランナーにも参加して欲しい。私だって、2014年には、100マイルのレースを2本完走し、UTWTという国際的なランキングでも50位台に入ってました。50代半ばだし、おじいさんだし、どのように仕上げていくか私自身手探りですが、特に、仕事が忙しくてレースに向けてなかなか時間が取れないというランナーには参考になるんじゃないかな～。

『チーム桃太郎』への参加は簡単、特典も沢山！
『チーム桃太郎』へは、応援グッズの購入または公認アクティビティ一への参加で仲間入りができます。一個でも応援グッズ、一回でも公認アクティビティに参加すれば、あなたも『チーム桃太郎』の一員です。

そして、『チーム桃太郎』のメンバーには、沢山無料の特典が！例えば、

- オンラインミーティングへの参加（3か月に一回程度開催）
- 『WSER』レース前、レース中、レース後（含む、『チーム桃太郎』アメリカ西部ロードトリップ編）の現地からのLive映像や内坂広報官によるライブコメント配信
- 帰国後編集する短編Movie 『チーム桃太郎のWSER（仮称）』配信
-『WSER』参加報告会への参加（東京、福島県二本松市、長野県木島平村等で実施予定）
- 『WSER』公認グッズのお買い物（代金は会員の自己負担。合計2万円以上、応援グッズを購入または公認アクティビティに参加された方に限定。）

応援グッズは、現在のところこんなラインアップです！
オリジナル『チーム桃太郎』パフォーマンス・ライフウェア
- オーガニックコットン製オリジナルパフォーマンスタンク
- オーガニックコットン製オリジナルパフォーマンスショーツ
- オーガニックコットン製オリジナルライフスタイルT
- オーガニックコットン製オリジナルライフスタイルショーツ
- オーガニックコットン製オリジナルチリメンV
以上各16,000円

オリジナルライフスタイルT（縦のストライプに桃太郎ロゴ入り）

オリジナルパフォーマンタンク（メッシュの生地は特別に作ったんです！）

 オリジナルパフォーマンスショーツ(メッシュ使用)

オリジナル『チーム桃太郎』アクセサリー
- オーガニックコットン製オリジナルアクティビティサコッシュ 8,000円
-  ウチサカワッペン（刺繍、『チーム桃太郎』公認フーディに使用）　 5,000円
- ウチサカワッペン（プリント）付きショッピングバッグ 7,000円

オリジナルアクティビティサコッシュ（動いてもぶれないベルトループ付）

『チーム桃太郎』公認フーディについているウチサカワッペン

ウチサカワッペン（プリント）付きショッピングバッグ

『チーム桃太郎』の公認アクティビティには、現在のところこんなものがあります。
- 「Total Trail Runningキャンプ（桃太郎コース）」＠スポーツハイムALP（2021年6月26日、27日開催予定） 参加費ALPのHPご参照

- 「ADATARA TRASH CHALLENGE（アクティビティサコッシュ付）」@mt.inn（2021年５月から11月まで毎月開催予定） 各回参加費12,000円

- 「 Total Trail Running個別セッション（アクティビティサコッシュ付） 」（2021年５月から2022年５月まで3か月に一回程度オン・オフライン開催予定）通年参加費24,000円

応援グッズの購入または公認アクティビティ一への参加に関しては、渡邊千春まで直接お問い合わせください！