愛とは何か?
深夜明けの気分で、無性にクソみたいな文章を書きたくなったので、リハビリがてらに投稿しようと思う。
文脈的には「家庭環境がどうのこうの~」的な話だが、これはよく匿名コミュニティのネガティブな話題で見るネタで聞き飽きたので、ここでは置いておく。
「愛とは何か?」は永遠のテーマについて触れようと思う。
頭の良さそうな長文好きのために「愛には様々な形があり~」と語り、そっから様々な事例を引っ張り出してきてもいいのだが、時間がかかる上、別に論文を書いてるわけでもないので、そこまでやる気はない。
というよりは、そこまで学術的根拠であったり、長文の論理構成がなければ信じられない「愛」など、そんなものはクソだと主張しておきたい。
理論や法則を減算していくとワケのわからない感情が浮き彫りになる
私のことをよく知る人間は、私が高度な理論や法則、アカデミズムに対して反骨心を抱えている人物であることはご存知だと思う。
というのも、データや数字を解析・分析しても、明らかに「法則外の存在」「想定していない挙動」「理屈では説明できない人間の行動」が存在するからである。
これが、プログラミング言語であれば、原因さえ特定すればだいたいは解決する。そういう風に出来ている。
しかし、人間は原因を特定しても、解決するとは限らない。
たとえば、自分がダメな原因が「親の愛情が足りなかった」だとしても、親を殺しても問題は解決しない。むしろ悪化する。
人間関係、あるいは感情においては、この「原因がわかっても解決しようがないことが大半」なのが問題なのである。
自分がこんなに苦しいのが世界のせいだとして、家の外の敵全員ぶっ殺せば気持ちが晴れるかと言えば、絶対に晴れない。
むしろ、「愛の力が~」どうのこうの言って、絶望的な状況で立ち向かってくるバカに苛立ちが募るだけに決まっている。
「なぜ、お前はそんなに絶望的な状況でも立ち上がって歯向かってくる?」
こういうワケのわからない力を人間が発揮できるのも「愛ゆえ」なのであれば、確かに「両親の無償の愛」だとか「愛する人のために」だとか、そういう計り知れないパワーのために、愛を求める人がいたとしても何ら不思議ではない。
愛のために払う代償について
「愛はお金で買えない」だとか「愛はプライスレス」だとか、そういった言葉もある。
だが、世の中の多くの「愛する」という行為には、お金含めて様々な代償や犠牲を払う必要がある。
少なからず、真っ当な子育てを行うには多くの費用や時間がかかるため、人生の大部分の時間を割くことになるし、これからの人生の可能性や夢を諦める必要も出てくる。
結婚にしても、一夫一妻制の原則に従うのであれば、自由恋愛市場から降りることになり、これからの己の人生に制約をかけることとなる。
こう考えていくと「払った代償や犠牲=愛の重さ」とも言えるかもしれない。
しかしながら、人間、誰しも一人になりたい時もあるし、誰にも干渉されないで自由にやりたいこともある。
そうなると、お互い干渉し合わないことも「愛」だと言えるかもしれないし、W不倫している仮面夫婦も互いにそれで納得していれば「愛」だと思ってるのかもしれない。
もっとも「先に謝るのが嫌なので関係が修復しない」だとか「お互いに変わるのがめんどくさいので自堕落的な共依存を許容しているだけ」だとか、そういう「互いに対価を払うのが嫌な状況」を「愛ゆえ」だとするかどうかは判断に困るものだが、少なからず、そういう状況でも「今は伝わらなくても、いつかはわかってくれるだろう…」と信じることが「愛」であってほしいとは思う。愛は時間を越えて伝わることもある。
結論:愛が何なのかまったくわからん
そんなこんなで「愛が何なのかまったくわからん」というのが結論である。
というよりも、一応は「ライター」となっている私からすれば「たかだか、キーボードカタカタさせるだけで書けてしまう言語情報ごときで説明できるような概念、大して重要なものではない」と思っているので、これでいいとも思う。
世の中はいつも不安定だ。
誰がどこで裏切るか、どこで一生会えなくなるか、わかったものではない。何をするにしても確証はない。
SNSで他人と仲良くなるのは容易くなった分、関係を切るのもボタン一つでできるようになった。簡単に愛情や友情が手に入る気はするが、実際のところは、現実以上に難しくもある。
ただ、こればかりは言葉で説明できたり、理論で定義できるものであってはならないとも思う。
何度も言うが、言葉で説明できてしまうような概念や、理論や法則で説明できる概念は、大して重要ではないことの方が多い。(仕事や勉強では重要になることもあるが…)
ワケのわからない概念に振り回されるぐらいなら「何もわからない」と思っていた方がマシなので、こればかりは「わからない」「説明できない」としていた方がいいというのは、案外、合理的な考え方なのかもしれない。
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