あ~ぁ、ちかれたびぃ

 普段使わぬ筋肉を使うのはことのほか疲れるもんで、腕がダルくなってしまった。家族5人分の肉まんでも作ってやろうと思えば、小麦粉600グラムをえっちらおっちら、えぇいやぁれとひたすら捏ねねばならぬのである。これが終われば発酵タイムであるが、その間にも玉ねぎを微塵切りにしてフライパンで炒めねばならぬのである。食べる方は、作る方の苦労など意にも介さず、ただパクパク食うだけだから全く憎々しいほどである。

 尤もそうは言っても、肉餡を皮に包み込めば後は蒸すだけだと言えばそれはその通りなのである。貧乏暮らしで育ててあるから、この程度で満足してくれるのだから概ね安上がりで、経済的ではある。

 夕方までは昼寝をすることにした。当地本日往来でうろうろしておれば、卒倒間違いなし。陋巷のジジイもまだ死ぬのは詰らんから空調の効いた部屋でネットサーフィンである。

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