ヴィヴァ 大谷翔平

 今更ながら、米国大リーグで活躍する大谷翔平の活躍は、ただ日本人だという唯一の共通点しかない大阪の陋巷のオジンにもただただ嬉しい。

 終戦直後に発表されたマッカーサーと並んで直立した昭和天皇との写真は、敗者日本の立場をことさら強調するのを意図した進駐軍の悪意があったのだが、今般映し出される大谷翔平の姿は、米国人の背丈にも引けを取らぬだけでも、誠に快哉なのである。尤も背丈・容姿なんぞだけが人間の値打ちを決めるものでは決してないが、それでも見た目は直截的であるから重要なのは言うまでもない。

 今の若者は、敬語を使いこなせないし、総じてものを知らないのは事実だが、それでも昭和時代の底意地の悪い奴ばかりが跋扈した時代よりは可成り良くなったのは事実であるし、爽やかがより増しているのは嘉すべきことだろうと思うのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?