2022/10/8 face to ace Live at Tokyo at 秋葉原 CLUB GOODMAN
秋の虫の声のSEで入場。からのインスト曲「silence」でしっとり始まる。
A「RISEも終わって…みなさんもお疲れでしょ? わたしもです(笑)」
海「RISEのダメージが凄くて。とくに最終日のアンコール、1曲目でそれ(20th Century Boy)やる?みたいな。ふつうは最後の最後に絞り出してなんとか乗り切るやつを1曲目に……あれで相当ダメージが」
1曲目「silence」をうけて
海「今日は秋の夜長と…あと月という裏テーマがあって。とはいえいきなり寒い。で、また気温があがるんでしょ。そういうのが体に堪える」
A「今月は十三夜? 中秋の名月に次いできれいな月が見えるそうですよ。帰りに空を見上げてみたらいいのでは」
A「椅子ありでやるのも久々だよね。ずいぶん前にホテルでインストやったりしたけど…」
海「覚えてるのは京都で椅子あったんだけど1曲めが『オルフェウスの朝』で。みんな、立つ?立つ?みたいなかんじでぬるぬるっと立ち上がって…(笑)」
A「チンアナゴみたいにね(笑)」
海「そうそう、チンアナゴって敵がきたりすると一斉に砂に潜って、そのうち1匹が『もう大丈夫?』『もういい?』ってかんじで出てきて、それを見ながらみんなぬるぬるっと出てくるでしょ。まさにそういうかんじで(笑)」
海「秋の夜長というテーマなのでしっとりしつつも、ちょっとひねくれた曲を…アナタそういうの得意でしょ」
A「聖飢魔IIの時なんかはさ、隣に大橋とか篁とか(激しくピッキングするまねしつつ)すごいことするやつがいるから……俺はそういうのできないから、変な音で勝負しようっていう(笑)」
海「その音の次にその音にいくの?!みたいなね。ひねくれたといえばプログレ。RXとかそうですよね。石川さんと湯澤さんの。プログレって聴いてました?」
A「プログレっていっても色々あるからねえ。EL&Pとかyesとか聴いてましたよ」
海「プログレっていつ聴きます?」
A「新宿のサブマリンっていうロック喫茶に行くとyesのボーカルのジョン・アンダーソンのソロとかかかっててね。あと山の景色みながらPINK FLOYDとか」
海「俺はプログレというと秋の夜なんですよ。朝からジャーンジャジャジャッジャッジャーン(King Crimson『20th Century Schizoid Man』のリフ)ってのもあれだし。眠れない夜とかにプログレでも聴くか!って。拍とれねえ〜ってなるけど(笑)」
A「ずっと5拍子とか7拍子ならまだしも、7の次に11がくるやつとかあるからね。昔は目配せして、せーので一発録りだったんでしょ。タカタカタカッ、タカタカタッ、タカタカタカタカタカタカッ、ジャーン!みたいな」
という流れでNick Kershowのカヴァー「The Riddle」。この曲はそんなにひねくれてるかなあ?と思ったけど(私が激しいプログレを聴きすぎているからかもしれない)コード進行は不思議かもしれないけどそれを感じさせない名曲ですよね。配信がなかったのでカヴァーOKということらしい。
A「1曲目の『silence』、ほんとだったらオープンチューニングなんですよ。だけどこれギターシンセでね、コンピューターのほうでチューニング変えてくれるっていう。通常ので弾くとこうなります(気持ち悪い音)(笑)」
海「すごい時代ですねえ。すごいといえば最近AIが絵を描くじゃないですか。萌え絵は特徴が捉えやすいからAIが学習しやすいんですよ。すごいスピードで進化してて、もうすぐ絵師なんていらなくなるんじゃないかっていう。で、今は絵ですけど、そのうち音もね。どうします、ACEっぽい音とかAIが作り出したら」
A「そうしたら俺が作ったことにすればいいか(笑)」
海「人間にしかできないことって冗長性ってやつだと思うんですよ。僕たちとかもう存在自体が無駄だからね(笑)まだまだ居場所はあるんじゃないかと」
海「今回はしっとりした選曲ですが、一応燃焼タイムもご用意させていただきまして…とはいえ「いきなりすぎる!」というご意見もあり、その点を慮って段階的にあげていく曲順にしてますんで。ピキ!とかグキ!とかいかないように徐々にね…」
4曲、お客さんも立ち上がってばっちり燃焼し、アンコールでまたしっとり戻って大満足のライブでした。次は名古屋。ツアーが万事快調に完走することを祈っております。
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