町おこし失敗
ゆるキャラという間違い無いと「思い込める」町おこし手法が見つかる前、田舎の商店会のおっちゃん(今も同じメンツ)はどうやって垢抜けた気になれるイベントを打ち立てるかに躍起になってテレビを見ていた。
20年くらい前、我が地元の宮城県村田町でもなんとかそれっぽいブランドを作ろうと思い、ある日突然シャッター街以前に店舗物件がほとんどない町にのぼりが立ちまくった。
黄色背景に黒白の縁取りに赤文字ゴシック体で
TA RA MU
と書かれた「だけ!」ののぼりだ。
わかんねぇ何を言いたいのかわかんねぇよ。町名をローマ字で書くだけでもダサいのにわざと逆さまにした理由もわかんねぇよ、なんのもじりにもなってねぇよ。
とくにパンフレットを作ったわけでもなくのぼりだけ作ったのか1,2年間掲げ続けられたTA RA MU。
しばらくして街中を使った陶器のイベントが爆当たりして知らないうちに見なくなったTA RA MU。
案の定ゆるキャラ「くらりん」を作って街中を埋め尽くした。
人口2万人もない町でこの奇策を2018年どころかこの先思い出すのは多分俺だけ。
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