【EDH】神決仕様デリーヴィー解説


初投稿です。
念願のデリーヴィーを統率者神挑戦者決定戦の2日目に持っていくことができたのでデッキ解説しようと思います。

リストはこちら

スタックスはほとんど入っていないし、コンボ特化でもない、バランス型というべきなのでしょうか。
デリーヴィーはいろいろな型があって名称が難しいです。

リスト順に書いていきます。土地は面倒になってしまったので割愛。
キープ基準の◎は最高、〇はまぁまぁ、△は微妙、×は戻したい

エスパーの歩哨
キープ基準◎。統率者がドローできないデッキでドローと書いてあるカードは強い。いっぱい引けてパワーもあるので入れない理由なし。

アヴァシンの巡礼者
キープ基準〇。マナクリーチャーは1ターン目以外はテンポが悪く、2ターン目以降は引きたくない。しかもオークの弓兵も流行っているので、できるだけ1マナクリは減らそうとなった結果、3枚だけ入れようと決めました。このカードは極楽鳥と悩んだのですがパワーがあるこちらを採用。ちなみに緑マナしか出ない人たちは選考外、東屋のエルフは森の供給が安定しないので不採用です。

喜ぶハーフリング
キープ基準◎。オークで即死しないマナクリ。指輪やエミエルも打ち消されなくなるので文句なし採用。

貴族の教主
キープ基準◎。オークには負けるが賛美が偉いので採用。

ドラニスの判事
キープ基準〇。5期神にとても刺さる。サーダも止まるし脱出も抑制できるので採用。

フェアリーの大群
キープ基準△。エント最後の進軍時にあると動きやすいので採用。エミエルやプレストン時の変異エルドラージでデリーヴィーではできなかった無限マナができるのは強み。飛んでて、困ったらサイクリングもできる器用な子

フェアリーの黒幕
キープ基準◎。オークはきついけどドロソは貴重です。瞬速飛行がデッキとの相性良すぎて採用。オークも他の人の展開次第では高ダメージ源として許してくれるかもしれないので交渉しましょう。
余談ですが、オークを使うプレイヤーはエスパーの歩哨やこのカードのような相手依存で引くカードをすぐ除去するかは冷静に考えるべきだと思っています。ドロソをつぶすのは重要な動きですが、そのプレイヤーよりも状況優位なプレイヤーがいたらライフを攻めたり他のクリーチャーの除去手段として利用する価値があるからです。また、相手にオークがいる状況でオークを出す場合に、相手のオークから除去するのも考えたほうがいいと思います。一方的にオークをコントロールできるのは望ましい状態ではありますが。手札が潤沢なプレイヤーがいれば協力してそこのライフを詰める選択肢は十分ありだと思います。

フレッシュの複製体
キープ基準△。ドクターフーで唯一採用。2マナのクローンは貴重。幻影の像よりも出た後のデメリットは薄いが、UUが欠点か。
このデッキはクローンがたくさん入っていますが、現代EDHは相手のクリーチャーが強すぎるので、その強さをおすそ分けしてもらえるクローンの強さも相対的に上がってると感じてます。
クローンの好きな点として、コピー先はすでに場にあるカードなので、コピー先のコントローラー以外のヘイトを買うことがほとんどありません。統率者戦で勝つためにはいかに相手から妨害を受けずに強い動きをするかが最重要だと思っているので、こういうカードは自分のEDH感にとても合ってます。
クローンを大量に積むことでオークを寛大な心で受け入れられるようになりました。

幽体のこそ泥
キープ基準◎。ドロソ貴重。アンブロ付けたり、アンタップ時にドローできたりデリーヴィーとの相性最高のカード。こいつが出ていればサーダの宝物庫になることを許容できます。オークは許さない。

金粉のドレイク
キープ基準△(ドロージェネラル相手では◎)。他人のふんどし枠。変異エルドラージと組み合わせるとクリーチャー捕り放題です。

眷者の神童、キナン
キープ基準〇。ちょっとしたマナ加速になり、無限マナの終着点としては最高。魔力の櫃からエミエルや変異エルドラージの無限に繋げられるようになります。卓にカウンターとハンドありすぎて味の薄いおかゆを食べるような泥沼試合を打開できる頼もしいカード。

幻影の像
キープ基準〇。2マナのクローンは貴重。色拘束薄くて使いやすい。波止場+エミエルができないのが弱点。幻影能力を活かす要素は今回のレシピにはなさそう。

策謀の故買人
キープ基準△。指輪枠。サーダに脳を焼かれすぎた結果採用。
利点としては、指輪の所持者としか喧嘩にならないこと。他2人から不要な妨害を受けないことってTier低めのこのデッキだとすごい重要な動きなんですよね。もう一つの採用理由として、ヨーグモスと当たってしまった場合、こいつ出すくらいしか戦いようがない。

花を手入れする者
キープ基準〇(1t出せるなら◎)。2マナだしタフネス1だし正直弱い点も多いのですが、デリーヴィー出して6マナ出せるという上振れムーブが強すぎなので採用。フェイ庄はテンポ悪すぎるし激しい叱責でついでに死ぬので不採用。

エイヴンの思考検閲者
キープ基準△(1t出せるなら◎)。飛行瞬速がついてたので採用。ささやかながらサーダに嫌がらせできる。このデッキはロッコとか無理なので確負け防止用。汎用性も高いけどヘイトも高いので必須とは思ってない。

変異エルドラージ
キープ基準△。無限マナコンボパーツ。1枚で無色1以上含む4マナが出るパーマネントがあるか、2枚で◇◇⑤出せるパーマネントがあれば無限マナ+対戦相手のパーマネントを全てタップ+EtB能力を無限に使えます。エミエルと違って金粉のドレイクで地獄作るとか相手にとられたカードをとり返すとかコンボなくても強いので暇なら出し惜しみせず置けるのが強み。超お気に入りのカード。

イーオスのレインジャー長
キープ基準〇。対話拒否系カードだがこのデッキだと相手のけん制の役割のほうが多め。エスパーの歩哨をサーチできるところも◎。インスタントウィン可能なデッキなのでうまく使いたいところ。

イリシッドの学者、グラジラックス
キープ基準〇。ティムナ。統率者が貧弱なのでドロソは多ければ多いほど良い。インクの染み能力も出てしまった守護フェリダーを手札に戻したりするのに結構便利だったり。弱い点は青いこととUUなところ。エドリックも考えたけどさすがに採用する勇気はなかった。ちなみにオークヘイムの敵対者系のカードは出たターンに仕事せず、引く枚数も少ないので採用していない。

呪文捕らえ
キープ基準△。打消しクリーチャー。飛行ついててタフネス3あって便利な子。キナンからお祈りで出せたり、サーダに指輪とられるところで奪い返したりとニッチな需要のある良カードだが、テンポ面は微妙なので抱え込まずに気軽に出していきたいところ。

エルフの指導霊
キープ基準◎。4,5ターン目までしかないEDHで序盤のマナ加速は非常に重要なので採用。宝石の洞窟や金属モックスがあったら刻印で。

Tadeas, Juniper Ascendant
キープ基準〇。ティムナ。ソフトな呪禁とアンブロがついているのが◎。ブロッカーとしても悪くないので非常に重宝している。デッキレシピ提出しようとしたらダルシムでしか出てこなかった。

祝福されたエミエル
キープ基準×。無限マナ要員。デリーヴィーのコンボパーツとしては一番有名かな?1枚で4マナ以上出るパーマネントがあれば無限マナ+対戦相手のパーマネントを全てタップ+EtB能力を無限に使えます。プレストンの能力で無限に生成されるイリュージョントークンに+1カウンターを乗せることで次のターンの戦闘で確実に勝てる状況を作れるようになりました。先に出ているクローンをロンダリングしたり使い道は無限大。フィニッシュカードなので気軽には出さないようにしている。

守護フェリダー
キープ基準×。プレストンとの2枚コンボ。パーマネントをブリンクできるのでインスタントタイミングで出せば母性樹の破壊から守ったりできるのがエミエルとの違い。手札にいてほしくないのでよほどのことがない限りマリガン要因。

消失師、プレストン
キープ基準×。コンボパーツ。守護フェリダーを唱えずに出すことで守護フェリダーのコピーを生成し、コピーで元の守護フェリダーをブリンクすることで、無限トークンを出しつつ無限にパーマネントをブリンクし、無限に相手の土地以外のパーマネントを追放できます。手札にいてほしくないが守護フェリダーよりは素出しできる。

賢いなりすまし
キープ基準△。指輪になれるクローン。素キャストには一番向いていないが指輪にはどうしてもどうしてもなりたい。リスティックの研究になることも多い。最近使い始めたので土地になれると勘違いしてよくプレミした。

ファイレクシアの変形者
キープ基準〇。指輪になれるクローン。軽いし使いやすいし文句なしの1枚。

替え玉
キープ基準△。瞬速クローン。統計会大好きカード。瞬速ってほんといいですよね。

秘密を知るもの、トスキ
キープ基準〇。打ち消されない破壊不能エドリック。最高なんだが致命的なはしゃぎ回りを吸いやすいのはご愛嬌。ブロッカーとしても優秀なのでアンタップすることもままある。

ザルファーの魔道士、テフェリー
キープ基準×。対話拒否枠。インスタントウィン要員でもある。堂々たる撤廃者よりはるかに重いが、瞬速が超強い。相手が能力を使えることには注意。ハンドがきついデリーヴィーの場合対話拒否に枠を割いてられないというのが正直なところで撤廃者は採用を見送った。こちらは相手の仕掛けに乗っかっていけるのが非常に使いやすいので採用。基本的にはモンスターマニュアルか召喚の調べから出すカード。

オーランの凍り牙
キープ基準△。重いエドリック。攻撃クリーチャーに接死が乗るのが便利すぎるのとエント最後の進軍時にタフネス6あるのが強いので採用。除去を誘ってしまうのでたまに抜きたくなる時がある。

武勇の場の執政官
キープ基準×。対話拒否枠。重いけどスペックが超強い。クローンの使いどころ。まずはソーサリーで全除去やデモチューを封じて、次にエンチャントorインスタントをクローンで封じるのが基本運用。プレストンのおかげでクリーチャーとバトル以外を完全に封殺することができるようになった。

ベナリアの建国者、トルステン
キープ基準×。緑白のアトラクサ。とうかこのデッキだとアトラクサよりハンド増えている気がする。全除去耐性を持っているのも強力で継戦能力が高い。クローンを対消滅させることでハンド増やしながらトークンを並べられる。最近は執政官も出せるので自然の秩序もありなんじゃないかと思い始めている。

悟りの教示者
キープ基準◎。マナクリプト、魔力の櫃、指輪あたりを持ってくることが多いか、リスティックの研究、ファイレクシアの変形者なども候補。

沈黙
キープ基準△。カウンターが効きにくい相手用。自分の攻めとして使ったことはあまりないかも。

精神的つまづき
キープ基準〇。個人的に青の必須カードの1枚。当てたい対象が多すぎて困る。

白鳥の歌
キープ基準△。デリーヴィーで一番消したいのはソーサリー(全除去系)とエンチャント(激しい𠮟責)。

狼狽の嵐
キープ基準△。打消し合戦の最終兵器。スタックス型だと抜いてもいいけど今回の型なら問題なく採用

断れない提案
キープ基準△。汎用性高し。ドロー貧弱なデリーヴィーだと自分の呪文に撃ってマナ加速はほぼしない。

輪作
キープ基準〇。基本はガイア揺籃の地。指輪があれば水面院。島一枚しかないときにアタックしてきたサーダを討ち取るプランもある。

夏の帳
キープ基準△。相手の除去対策として使うことが多いか。オークに目をつけられたときに唱えることも。

マナ吸収
キープ基準◎。指輪用のマナが欲しい。次のターン無色マナ使って撃ちたい呪文があったらボタンをクリック。

否定の力
キープ基準△。撃ちたくないけど撃たないと負ける盤面はたびたび訪れるので。

激情の後見
キープ基準〇。場に出やすい統率者で入れない理由を探すほうが難しい。

召喚の調べ
キープ基準△。基本は相手への対応札だが相手の上から勝てそうなときはインスタントウィンする。重いのでティムナ系呼ぶには使いずらい。

精神壊しの罠
キープ基準〇。序盤から激しい相手に持っておくと非常に安心できる。昔は陰キャ専用カードってイメージだったけど最近は皆使ってる気がする。

意志の力
キープ基準△。撃ちたくないけど撃たないと負ける盤面はたびたび訪れるので。否定の力と違って攻め札として使えるのがいい。

破滅の終焉
キープ基準〇。お手軽サーチ。基本はティムナ系持ってくる。いけそうならエミエル持ってきたり。
汎用性高いうえに無限マナからのフィニッシュにも使える頼もしいカード。敵対工作員に対しても墓地から釣る抵抗ができるのも良き。

戦争門
キープ基準〇。クレイドルサーチカード。
マナに余裕があればティムナやらリス研やらもあり。

ロリアンの発見
キープ基準〇。事故防止ドロソ青カウントと隙がない。
デリーヴィーだと唱えたい時も多いので採用しない理由なし。

モンスター・マニュアル
キープ基準△。統計会大好きカード。
このカードを初めてキナンに使われた時、緑の最強カード来たなーと超感動してしまい、それから色んなデッキに入れて擦り続けたらいつの間にか使用者が増える事態に。
暇なら出来事で唱えることもあるけど基本はモンスターマニュアルで使用。
受けデッキやスタックス型だとこのカード本当に強くて、インスタントタイミングで状況に応じた対応札をカウンターされることなく出せるというのが本当に強くて強い。スタックスにありがちなあらかじめ出しておかなきゃ機能しないカードたちが相手の動きににぴったり刺さるようになり、無駄にクリーチャーを並べる必要もないから全除去ケアにもなる。相手の撤廃者や沈黙に合わせてエメリアのアルコンを出せると脳汁出ます。
スタックス型でない今回のデッキだと少し強さは落ちるのですがそれでもトリステン、武勇の場の執政官、テフェリー、各種クローン達を臨機応変に出せるというのは非常に便利。地味にプレストンともシナジーしていて、手札に来てしまった守護フェリダーを出すことで無限スタートできたりと痒い所にも手が届く。
緑のスーパーカード、モンスター・マニュアル!是非皆さんも試してください。強すぎて溜め込み屋のアウフがデッキから抜けます。代わりにヤシャーンを入れましょう。

エント最後の進軍
キープ基準×。緑のスーパーカードその2。今回デリーヴィーを選択したのはこのカードがあったからです。最初はネタ枠として入れていましたが、ハンド溢れがち、硬直しがちな統計会EDHにおいてカウンターされないこのカードは最強の勝ち手段でした。神決定戦でも大活躍で予選を4勝した内3戦でこのカードを撃って勝ちに繋げてます。
基本的には手札にプレストン、守護フェリダー、武勇の場の執政官、エミエル、トリステン、テフェリーの中から複数枚があれば撃っちゃっていい感じ。テフェリーが出る可能性があるおかげで相手がドロー枚数減らすためにタフネスの高いクリーチャーに除去を先撃ちしてくれるので、撃った後も比較的楽に動けます。
これを唱える時はターンの1つ目の呪文として撃つことが多いので精神壊しの罠もよけやすかったです。弱点は激しい叱責。
イクサラン:失われし洞窟のガルタも似たようなことができそうで登場が楽しみです。

耳の痛い静寂
キープ基準?(相手によって◎か×)。神決は直近で出た尖った統率者の使用率が増える傾向にあるので、今回はローアンが結構いると予想していました。統計会でローアンを相手したときに全く歯が立たなかったので、今回はお守りとして自分の動きをそこまで阻害しないこのカードだけ入れることにしました。
実際にローアンと同卓することはなく、唱える機会はありませんでしたが、ローアンに限らず致命的に刺さるデッキは多いのでオススメカードです。早くこの能力を内蔵したクリーチャーが出てほしい。

神秘的負荷
キープ基準〇。貴重なドロソ。
初手にあったとしても1家でない限り基本的にはデリーヴィーが出た後に置く方が展開しやすいです。

花の絨毯
キープ基準◎。クリーチャーじゃないマナ加速。
青が一人もいない環境を想定していないので採用。使ってみてやはり非常に強い。

繁茂
キープ基準◎。クリーチャーじゃないマナ加速。
楽園の拡散を採用せずにこちらだけ入れたのは、初手に森と楽園の拡散をそろえられる確率よりも繁茂を唱えられる確率の方が有意に高いからです。

森の知恵
キープ基準〇。昔は緑の必須カードみたいなものでしたが、正直時代遅れと感じてます。
それでも採用したいくらいデリーヴィーはドロソに飢えています。たい肥とかありかなーと思うときはありますが、安定しないのが悩ましいところ。

リスティックの研究
キープ基準◎。現代EDHで昔より評価が上がった気がするカード。
スタックス型だと機能しないので抜いていいですが、このデッキはスタックスではないので採用です。

金属モックス
キープ基準◎。ハンド消費がきついですが、1tでも早くドロソを置ければ取り返せます。

水蓮の花びら
キープ基準◎。一回きりですが、1tでも早くドロソを置きたい。

魔力の墓所
キープ基準◎。無色マナを活用できるカードが40枚近く入っている中でよほどのことがない限り採用しない理由はないでしょう。変異エルドラージとコンボできる可能性があります。

モックス・アンバー
キープ基準△。抜けたり入ったりを繰り返している悩み枠。
再序盤のマナ加速には役に立たないが、デリーヴィーを出したターンに2マナ構えたり、中盤ドロソが機能している時に引けると展開の補助に役立ったりと非常に悩ましい。船砕きの怪物やディスプレイサーの仔猫を入れる型なら採用確定なのだが。

魔力の櫃
キープ基準◎。デリーヴィーで一番強いマナファクトだと思っています。
変異エルドラージとコンボできる可能性があります。

太陽の指輪
キープ基準◎。魔力の墓所と同じ。

秘儀の印鑑
キープ基準〇。色の安定化カード。
2マナのマナファクトは正直入れたくないのですが、血染めの月による詰み防止の意味も込めて1枚だけ採用することにしています。引いてキレたことがないので採用は悪くない選択だと思ってます。

出産の殻
キープ基準〇。デリーヴィーの1枚コンボ枠。
出産の殻→デリーヴィー出荷→プレストン→デリーヴィー能力起動→EtBプレストン&デリーヴィー→デリーヴィーのコピーも併せて土地と出産の殻をアンタップ→殻でデリーヴィー出荷→守護フェリダー→EtBプレストン&守護フェリダー→守護フェリダーのコピーのEtBで元の守護フェリダーをブリンク→EtBプレストン&守護フェリダー→ループして無限マナ無限パーマネントブリンク
ループ後はデリーヴィーのコピーと殻で4マナのカードが無限にサーチできるようになるので、エミエルを出して4マナ→5マナ→武勇の場の執政官、武勇の場の執政官のコピーが無限体とかで相手を完全封殺できるようになります。抜けられるのはサイクリング全除去くらい?
ほかにも場に2マナ以下のクリーチャーがいればクローンからつないでイーオスのレインジャー長、キナンあたりで好き放題できます。

一つの指輪
キープ基準〇。今を時めく最強ドロソ。
デリーヴィーは指輪をうまく使える統率者上位です。

野獣の擁護者、ビビアン
キープ基準△。今回の型で一番失敗したなぁと思ったカード。
神決仕様だとこのカードの強さは発揮されないと感じて一度もプレイしなかったです・・・
でもスタックス寄りのデリーヴィーでは最強カードの一角です。比較的軽くて忠誠度も高め、そして書いてあることすべてがデリーヴィーとかみ合います。
まず、常在能力が最強。モンスターマニュアルで解説した通り、相手に合わせた最適な対応ができるというのは非常に強いです。
+1も地味に強くて土地を起こしつつブロッカーを立てることができます。トスキやダルシムとも相性がすごくいいです。
-2はわかりやすくアドバンテージを得られるのですが、体感でクリーチャーがめくれる確率は6割くらいでした。

求道者テゼレット
キープ基準△。指輪か出産の殻を持ってこれちゃう。これらを5マナで場に出せるのは最軽量なので採用。
ファイレクシアの変形者や魔力の櫃とかも持ってくる候補。+能力を使うくらいだったらピッチのコストにしましょう。

番外編

一般的に採用率高そうだけど不採用にしたカードたちについて説明します。
順番は思いついた順。

剣を鋤に 等のピン除去
このデッキは相手のクリーチャーを許容してコピーする方向性のため、自分だけハンド損なピン除去は取りませんでした。オークですらコピーすればいいですし、除去したいクリーチャーは他の人がどけてくれるでしょう。

サイクロンの裂け目
神決定戦の環境にあっていないと感じて不採用。ティムクラとか見るとわかりますが、場にパーマネント並べないし、あってもマナファクト等の戻されてもすぐリカバリーできるものです。超過を撃つ機会もあまりないと感じました。自分のパーマネントに撃てないのもマイナス。

オグマの文書管理人
ドローカードなので直前まで入っていましたが、使っていて有効な盤面でドローできていないと感じたので抜けました。何よりサーダのサーチに反応しないのが辛かった。再度採用する余地はあると思っています。

ディープ・ノームの地形術師
土地を伸ばすことにそこまでこだわらないデッキであり、後半に引くと完全に死札なので不採用。

エラダムリーの呼び声
入ったり抜けたりするカード。
インスタントのサーチなので何も弱いことは書いていないはずなのですが、なぜかうまく使えず、ハンドに抱え落ちすることが多々あり。
プレイイングが下手なだけだと思うのでうまく使えるようにはなりたい。

耐え抜くもの、母聖樹
割りたいものがなかった。正確に言うと、ハンド1枚損してまで割りたいものが神決の環境だとないと予想したため不採用としました。
大田原は自分がオーナーのパーマネント(サーダにとられた指輪)を戻せるので採用しています。

エメリアのアルコン、その他法の定め系
60分で終わる気がしない。自分だけはそこそこ動ける耳の痛い静寂を除いて不採用。

無のロッド、溜め込み屋のアウフ、大いなる創造者、カーン
モンスターマニュアル、出産の殻、指輪、変異エルドラージ。
これだけアーティファクトに頼っていると採用する気は一切起きませんでした。カーンだけは試しましたが、テンポ失ってカウンターを吸うだけだったので抜けました。

マナコスト増加系
個人的にハンド1枚使う程の価値ないと思っているので一切採用していません。

新生化、異界の進化
テンポを失ってまで出したいクリーチャーが入っていませんでした。
エミエルを狙う必要性も薄かったです。ディスプレイサーの仔猫を軸にするデッキならありだと思います。
今はトリステンや武勇の場の執政官を持ってこれる自然の秩序の方が使ってみたい。

断絶・永遠の商人
意外とクリーチャー並べないので不採用。

トラシオス、幽体の船乗り
神決だと起動している余裕ないです。

サーダ・アデール
テンポ悪すぎて使いませんでした。使いたかったらジェネラルにしましょう。

開闢機関、勝利械
テンポが悪い。指輪が出たので採用する気が限りなくゼロに。全除去に強いのはいいんですけどね。

ディスプレイサーの仔猫
専用構築になると思っています。今回は不採用。

艦長シッセイ
オープンリーチが通るはずもなく・・・。モンマニュやヴィヴィアンから出したいが、そうそう出ないので抜いた。

エリシュノーン(各種)
統計会はクローンが飛び交うので強すぎる置物は相手の場にも出てきます。
特に機械の母、エリシュ・ノーンは相手に出されると絶対勝てないので採用しないのが正解。統計会でなくてもファイレクシアの変形者は採用率高いでしょう。

アロサウルス飼い
カウンターされたくないのは出産の殻くらい?
モンスターマニュアルがカウンターされる卓はヤバイのであきらめましょう。

天駆ける恐喝者
大好きなカード。60分の制約がなければ採用していました。
サーダにとられた指輪を取り返しに行けるのが本当に良い。
強すぎて除去を集めやすいのが難点。

おわりに

デリーヴィーはデッキの柔軟性が高く、尖った強さはないものの、噛めば噛むほど色々な味のする器用貧乏な素晴らしい統率者です。
自分にとって一番使いやすかったので今回のレシピになりましたが、もっと強い構築はいくらでもあると思いますので、研究者の皆様の知恵を拝借してデッキに磨きをかけていきたいです。

最後に、5戦目でコンボスタート時に時間切れになったにもかかわらず勝ちを認めていただいた皆様、本当にありがとうございました。


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