中学高校の参考書について

お久しぶりです。
最近久しぶりに時間ができ、塾講師を再開できるようになりました。おかげでこのブログも少しずつ書き進められるかなと思っているところです。

さてさて、久しぶりの第一稿は、世に出回る数多の参考書、問題集についてお話しさせてください。前から皆さんにお伝えしたくて考えていたのですが、すみません。

ー記ー

私は現在医学部の学生で、受験界からはもう何年も離れています。塾講師として働いてはいるのである程度今の受験生たちの置かれている状況は把握しているつもりです。それでも現役の感性で物申すことは流石にできないでしょう。

しかしながら、学問は株式のように明日には暴落しているなどといったことはありません。学問は何千年という歴史の中で、先駆者達によって少しずつ積み重ねられ、洗練され、今こうして私達の前に差し出されてきたのです。それだけ膨大な年数をもってしても、今の学生が学ぶ範囲はご存知のレベルしかありません。故に、その変化は十年単位でも目に見えてくるか怪しいものです。
私が現役の学生であった時分、確かに試験制度や教育方針(ゆとり教育etc...)は変化してきましたが、勉強のやり方が変わったことなどありませんでした。

これらの主張を前提として言わせていただきますが、
「無駄な参考書多くないですか?」

・参考書なのに参考にもならないレベルで情報量の少ない本
・細かな解説や情報を省き、イラストばかり掲載した可愛い参考書(可愛いのは嫌いじゃない)
・「語呂で覚える!」とか言って語呂の数が多すぎるから「語呂を覚える!」になる本末転倒な本
・ノートってのは自分でまとめるから必要な要点を自由度高めに整理できるのに、ノート式問題集とかいう自由を奪っただけの穴埋め式問題集
・標準編には大したひねりもない単調な問題を無駄に多く並べ、発展編に上位高校でも稀にしかでないような、しかも県立高校入試で絶対に扱わないような内容の問題を載せて「どーだ解けないだろ、俺の解き方なら余裕だけどな!」と自己陶酔に陥った崩壊系脳筋問題集

以上のような参考書、問題集はただの時間つぶしにしかなりません。
問題を解くために必要な量のしかも確かな知識を手に入れるには、出題傾向に見え隠れするその教科独自の特徴にまで対応の行き届いた参考書、問題集でなければなりません。
つまり、痒いところに手が届く参考書であればいいわけです。
痒いところに手が届かない人間が孫の手を開発したように、満足のいかない解説ばかりの参考書を買った人は、満足のいく参考書を求めて再び本屋に向かうでしょう。
まさしく昔の私がそうでした。

求めていた参考書に出会った時、今まで使ってきた参考書が無駄であるように思えてなりませんでした。実際、もう別の参考書は使いませんでした。

皆さんには、参考書探求の日々を送って欲しくありません。

私のオススメした本を買えだなんて言いません。
ただせめて、表面的なだけで根拠のない空っぽメッセージに踊らされて無駄な参考書や問題集を買うことのないようにして欲しいと思うのです。

無駄としか思えない本をオススメしている人は、あまり大きい声では言えませんが、説得力の出るような大学を卒業してはいない方が大半です。
苦労は苦労をした者にしかわからない。
ガリ勉と呼ばれても夢の為に努力を続け夢の志望校に合格。大学受験では底辺に落ち、ゼロからのスタートで2浪目に医学部合格。決して褒められる経歴ではないが、より皆さんに近い苦労を体験してきた私が、断言します。そして皆さんを応援します。

もしこの参考書はどうだろうと不安になったら、私に教えてください。調べて答えます。

では、また時間があったら投稿しますね!

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