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僕のベストバイクEpisode1

こんにちは サリーです。
今回の記事は「僕のベストバイク」です。
本当は”myfirstbike”で書こうかと思ったんですけど。
それだと、4歳とか5歳の時に乗ってた3輪車になるし、
小6で延岡-佐伯-延岡(100キロ)を走ったときはよくあるフルサスバイクだし、大学行って最初のバイクは1か月で売ったBMXだし..…
どこで切り取ってもキーボードの打鍵が進まず「僕のベストバイク」になりました。

所有バイクの一部 というかこの中で1台以外残ってないな

ベストバイク前

大学生になりたての頃、数少ない友人Aが、コリコリのロードバイクに乗っていたんです。
僕はそのメカに惹かれてはいたのですが、なぜかBMXを購入します。
しかし特にBMXをやってる人が周りにもいないので、1か月後に売り払いました。
ちょうどそのころ大学裏に”自転車屋ちゅう吉福山店”がオープンします。
オープンしたことを聞きつけた友人Aがそのお店に誘ってきました。
このお店がこの後ベストバイクを購入することになるお店でした。

自転車を選ぶゾ

さて、ちゅう吉に入浸りのヒタヒタでいる間、
お店の庭では”トライアル”を、ツーリングはアパートの駐輪場で処分寸前だった中華フレームを修理して乗ってた。
その中で、ちゃんとしたヤツ乗りたいよなぁってなったので、
自分が乗る自転車として何がいいかを検討し、ツーリングバイクにしようとなりました。
SOMAとかもイカしたフレームを作っていたんですが、
やはり自転車自体の考え方や、プロモーションの内容が好きすぎる
SURLY Long Haul Trucker
サーリー ロングホールトラッカー(長距離トラックドライバー)
に決定したわけです。

君は知っているか?LHTの魅力を

ロングホールトラッカ-通称”LHT”は実に多才だ。
シルエットは伝統的なひし形”ダイヤモンドフレーム”であり、
SURLY社独自で使用するクロモリパイプが採用され、フレームだけならシャープな印象だ。

様子がおかしい(誉め言葉)のは、ねじ穴の多さだ。

通常のロードバイクなら、ボトルケージを2つ、ないしは1つを固定するねじ穴が2つずつ、配置されているんだが、LHTはボトルケージは3つだ。

下側のボトルが刺さっていないところは
例えば汚れても問題のないツールとかを入れててもいい

さらに言えば、このフレームはツーリング用で、
荷台”ラック”を取り付ける用のネジ穴泥除けを付けるためのネジ穴まである。
車輪が破損したときにのために、交換用のスポークを3本車体に取り付けておくことまで可能だ。
このネジの多さは、乗り手の要/不要で色々なアタッチメントを取り付ける助けになるし、使わなければそれもまたいい味を醸し出してくれる
「とりあえずネジ穴付けといたから! あとはお前が決めろ!!」
と、SURLYが語り掛けてきているようだ。

変速機すら付けない シンプルさもまた美しい

フレーム設計は”長距離を快適に”

一段上の写真で、ロードバイクを駆るライダーの一部は違和感を覚えるだろう。その後輪があまりにも後ろ過ぎることに。
サドルのパイプを支えている、”シートチューブ”。
通常、後輪のタイヤとシートチューブとの隙間は指が入るか、入らないレベルで狭いのだけど、LHTは拳がラクラクと入るほどの隙間がある。
シートチューブの先にはクランク(ペダルがくっつく腕)を支える”BB”につながっており、隙間が大きいという事はイコール後輪がより後ろに位置していることを意味する。
以下はメーカーが公開している寸法表の比較

かなりながい

意図は単純であり、しなりによる振動吸収効果と前後輪の距離が長い=ホイールベースが長いことによる低速での安定性(直進性)向上である。
速度も遅くなりがちな積載状態での長距離走行に適した設計であるといえる。(ここですべてを書くことはできないほどに..…)

問題はホイールサイズ

SURLYのロードスタイルのバイクは、26インチや27.5インチ、700Cといったホイールサイズのフレームが存在していて、
700Cホイールだと、日本人には厳しい大きいフレームサイズになりがちだ。
LHTは56cmサイズから700Cホイールのフレームが選択可能だが…

56サイズなんて、180cmライダーじゃなきゃ乗れません

SURLYのバイクはかなり細かめのサイズ展開をしてくれるので、当然様々な人にフィットするフレームは手に入る。
ただし、平均身長の僕はロードスタイルのバイクで主流の700Cは諦めるしか無い。
当然シルエットが変わり、画像だけ比べると「あれ?小径車?」という雰囲気まである。

ロードスタイルではスタンダードな、
700Cホイールバージョン
26インチ

どうやら、26インチフレームに700Cホイール入るらしい…

色々と調べると、700Cの大きいホイールでもブレーキ面の位置さえなんとかすれば使えるようだ。(当時はロードにディスクブレーキは無かった)
もちろんシルエットが700Cのフレームと同じにはならないんだけど、初心者の700Cへの憧れはあった。つまりロマン
やったぜ!とアンブロッシオというメーカーの700Cの※リムを手配し、計画は進んていきます。
※リムはホイールを構成するパーツで、ざっくり外周のタイヤを取り付ける部分のパーツ。

たぶんこれ、名前が違う気がするけど
作りは一緒だと思う
アンブロッシオ社のリム

一年かけてパーツを買う

どういったパーツを使うかはきまりあとは買うだけ…という訳にはいかず、
毎月お金を握りしめてちゅう吉へ行き、一つずつパーツをオーダーしました。
コンポーネントはシマノXTのリア10速、フロント3速のもりもり仕様。一番軽いギアは平地だとスッカスカでした。
部屋にXTのクランクセットをもって帰って、眺めてはニコニコしていた記憶があります。

今回はここまで

今回はここまででです。
次回は組み立てから書いていきます。
そう、僕が人生で初めてゼロから組み立てたSURLYのLHTはそのまま僕のベストバイクになるんです。
もちろんこの頃はほとんどの作業は未経験。
そこそこ大変でした。詳しくは次回!

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