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生成AIと共存(20代企画)

OpenAI社から「ChatGPT」が公開されて1年が経とうとしています。生成AIが人の仕事を代替する可能性は以前から示唆されており、特に事務系の職種には大きな影響を与えるとされています。
私自身も半年前から業務でChatGPTを使用しておりその活用範囲の広さを実感していますが、更に性能の進化は続いていくと見込まれています。

私を含めた20代の労働者は経済構造が大きく変わらない限り、この先40年以上何らかの仕事に従事して賃金を稼ぐ必要があります。その中で生成AIとの共存は不可欠であり、それを活用して最大のパフォーマンスを発揮できる人材の価値が高まると考えています。労働市場において生成AIの活用能力を客観的に示すために生成AI関連の資格が登場するかもしれません。

それでは生成AIの活用・共存にはどのような能力が求められるのでしょうか。それには生成AIの特徴がヒントになると考えています。
一般的な見解と私の実体験を踏まえると、生成AIの「情報を探索し、それを組み合わせて解を出すスピードとその網羅性」は既に人間が及ばない領域にあると感じます。とは言え能動的に動き出すような存在ではないため、生成AIから正確な解答を引き出すためには、正確かつ最短ルートに導く指示を人が与える必要性があります。そのためには「プロンプトや生成AIの性能に対する正しい理解」「正確に伝えるための論理的文章構成力・語彙力」が求められると考えています。

一方で、生成AIが苦手とする分野は人間が補完する必要があります。ChatGPTを例に出すと、2021年頃までにweb上に存在していたデータから学習しているため、最新の情報に弱いことは否めません。その部分を補うために「最新情報・一次情報を取得するスキル」が必要になります。
また、コミュニケーションにおいては一部を除いてこれからも人と人との間で行われると推測されています。コロナ禍を経てオンラインでのコミュニケーションが急速的に普及した一方で、その限界も見えてきました。人同士がwebでやり取りをするだけでもそれなりのストレスがかかることを考えると、AIを介して(AI同士が)コミュニケーションを行うような未来はまだまだ遠いと考えられます。そのため、対人的なコミュニケーション能力は引き続き磨いておく必要があると捉えています。

ここまで生成AIとの共存方法について考えてきましたが、未来は依然として予想が難しく、生成AI以上のダイナミックな転換が訪れる可能性はあリます。いわゆる「仕事」が全て代替されて人の手が不要になる可能性もありますが、いずれにしても変化への対応力は重要だと感じます。変化をいち早く察する感度の高さや、いち早く適応する積極性・環境適応力が鍵になるのかもしれません。

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