手術フェチとは

はじめに

この度は、私の極めて奇特なフェチの世界について、ご興味をお持ち頂きまして有難うございます。 私は、手術行為全般にフェチを感じてしまう、所謂「オペフェチ」です。 ここで”全般”と記述しておりますが、私の場合は患者サイドとしてフェチを感じるものがほぼ全てであり、手術着から手術室の設備・器械、また麻酔導入から臓器摘出に至るまで、手術におけるほぼ全てのモノ・工程にフェチを感じています。 とはいえ、体の全ての部位のオペに対して興味があるかと言えばそうではなくて、胸部・腹部系のオペをメインとしてフェチを感じています。 逆を申しますと、ここまでディープなフェチを持ちながらも、手足の切断系や脳外のオペにはあまり興味を持っておりません。 寧ろ、画像を見るのも苦手なオペすら存在します。 ただ、今までお知り合いになってきたオペフェチ方の中には、私の苦手とするオペが好きという方もいらして、オペフェチの中でも人によってフェチを感じる部分・場所・立場はかなり異なります。 勿論、執刀医サイドでフェチを感じてしまう方も存在します。 そんな事から、ここでオペフェチについて幾つかのタイプ分けを行ってみたいと思います。 ただし、時間がない中でざっくりとまとめておりますので、記述の浅い部分、また至らない点等ございます事を事前にご了承頂けたら幸いです。

オペフェチの種類について

〇オペ着フェチ

一番ライトなフェチですが、手術用のスクラブ(下着)からガウンまで、手術室での格好に関して感じるフェチです。 この中にはラテックス(ゴム手袋)フェチやマスクフェチなども含まれており、ラテックスも色艶の具合にフェチを感じたり、またマスクにおいても紐の結び方(手術帽の後ろでクロスさせる結び方など)や着用の仕方(プリーツをどのぐらい広げて着用するか またマスクの2重着用など)と、様々な部分にこだわりを持った方が多いです。 当然、ガウンにおいても、ブルー系・グリーン系と、好みの色もあれば、昔ながらの綿製が良いとか、ディスポ(使い捨てタイプ)が良いとか、素材によっても好みが分かれます。 ただ、これに関しては比較的昭和に代表されるような綿製のしっかりとした生地のオペ着を好む方が多い様に思います。 実際私も綿製のオペ着派です。 また、このガウンについてですが、ガウンを着用する際にもフェチを感じるポイントが存在します。 手術室に入室する前に念入りに手洗をするシーンはよくドラマ等で見かける光景ですが、手洗いで消毒した手を不潔環境にさらす事無くガウン着用する必要があります。 そこで、「ガウンテクニック」なる清潔にガウンを着用する手技が存在するのですが、ディープなオペ着フェチになると、ここにもフェチを感じる部分があります。 ここまで来ると、中途半端なオペ着の着用には物足りなさを感じてしまい、普段着の上にガウンを着用してのプレイだとか、そのレベルでは満足できなくなってしまいます。 ”清潔”を意識してガウンを着用していく部分にフェチを感じる訳です。 私の場合は、徹底的に清潔を維持しながら着用されたガウンが、オペ開始と同時に徐々に患者の血液・体液等で汚れていく様にフェチを感じているので、ガウンテクニック含め、術前の清潔環境作りにはフェチを感じてしまいます。

〇酸素マスクフェチ

麻酔導入の行為に対して感じるフェチです。 「手術前の極度の緊張状態にある患者を眠らせるという行為」 体の自由を完全に奪われてしまうという、そんな部分に魅力があります。 ここでも、麻酔導入マスクのタイプ(昔は黒いゴムマスクだった等)や、細かい部分では麻酔導入時に患者が被らされているキャップの種類(布のターバン式や使い捨てキャップなど)にもこだわる方がいらっしゃいます。 また、眠らされた後も喉頭鏡を使って無防備となった患者の口にチューブが挿管されていく様も見逃してはならないフェチポイントです。 手術開始に向けて、呼吸さえもがコントロールされ、完全に無防備化されていく感じが良いです。

〇オペ室の環境フェチ

これは、大きく分けて2つに分かれます。 1つは昭和の時代のオペ室です。 壁・床がタイル貼りで全体的に冷ややかなイメージがあり、かつ無影灯(手術用のライト)は白熱球を使用した威圧感のある大型のものが付いているオペ室です。 そして、もう一つは現代的なオペ室。 壁・床は普通の感じで、無影灯はLEDを使用した薄型のタイプが設置されたオペ室です。 昭和時代のオペ室は、とにかく威圧感が強く、恐怖を助長させる部分も強いのに対し、現代のオペ室はそこまでの威圧感はありません。 しかし、明るく清潔環境を徹底的に意識した現代のオペ室を支持する方もおり、好みは人それぞれとなります。 

〇切開フェチ

陰部等に実際にメスを入れて、痛みを楽しむ方もおりますが、これを妄想で楽しむフェチもあります。 ”妄想で”というのは、実際のオペ動画等を視聴して、それがあたかも自分にされているオペであるかの様に想像を膨らませてフェチを感じるというものです。 切らずして楽しむという、比較的安全なフェチの形です。 私の場合は、腹部にメスが入り、鮮血を流しながら開腹されていく動画の視聴によりフェチを感じております。 また、これと似た部類のもので”切腹フェチ”というジャンルも耳にした事がありますが、オペフェチの場合はこれとも少し違う様に思います。 これは、考え方人それぞれな部分もあるかとは思いますが、手術は死ぬ手段ではない為、死と直結する切腹とはフェチの感じ方が違うのではないかと思っております。 さて、話を戻しますが、”妄想レベルで楽しむ”というフェチですが、これも、私に場合は精神的に疲れたりイライラしたりと判断力が鈍ってくると、ストレートに腹部や胸部を切開されたいという願望が強く出てくる事があります。 本能的には、恐らく手術で開腹されたり、肋骨を切断して開胸されたいという願望があるのだと思います。 ただ、判断力があるうちは、手術のリスクや、本当に病気で苦しんでいる方を冒とくしている気持も働いてか、そういった願望を妄想レベルに留めております。  切開フェチに関しては、少し間違うと犯罪に結びつくこともあるフェチなだけに、注意して楽しむ必要があります。

〇臓器フェチ

切開フェチより更にディープなフェチとなりますが、文字通り臓器に対して感じるフェチです。 心臓フェチも然りですが、臓器の持つ色艶や質感、神秘的な機能美、そしてその尊さから来るフェチだと私は考えております。 そんな尊いものをオペでは大きく切除したり、また摘出したものを捨てる様に膿盆に移したりする訳です。 尊いものであれ、悪いモノとして容赦なく掴まれ扱われていく光景にフェチを感じます。 芸能人ですと、少し前に広瀬アリスさんがテレビで内臓フェチを暴露して一時ザワつかせた事もありました。 意外とこの臓器フェチというのはタブーでありながらも潜在的な人口は多いフェチなのかもしれません。 私の場合は、外科医やオペ看に自分の臓器を見られたら・・・と想像すると自分の局部を見られる様な感覚に近いものがあります。 

〇解剖フェチ

私はこれに関してのフェチは持ち合わせておりませんのが、手術フェチの延長線上に解剖フェチがあるようです。 メスを入れるというより解体に近いイメージで、ダイナミックに体の隅々まで切り開いていく様にフェチを感じる様です。 また近年では、佐世保市の女子高生が人体構造に興味を持ち、同級生を解体してしまったという事件もありました。 解剖フェチ、分からなくはないですが、オペフェチより更に犯罪と直結してしまうリスクがあるフェチなだけに気を付けていきたいところでもあります。 妄想を逸脱すると危険です。

きっかけ

5歳ぐらいの時に、近所のお姉さんとお医者さんごっこをする中で、手術と称してお臍をいじられ、”気持ちいい”と感じた経験が根底にあります。 始まりは”臍フェチ”だったのです。 当時は何も分からない子供でしたから、手術=お臍をいじること=気持ちいいことと理解しておりましたが、ある日、(恐らく田宮二郎の「白い巨塔」だとは思うのですが...)ドラマで描かれたリアルなオペシーンを見る機会がありまして、そこでは腹が切り開かれ、臓器が摘出されていく様子が鮮明に描かれておりました。 それはお臍をいじるだけのオペとは相当にかけ離れ、気持ちいいを通り越して恐ろしいものでしかありませんでした。 ただ、ここで普通ならばトラウマとなる所なのでしょうが、いつの間にやら私の脳内で都合のいい変換処理を行ったらしく、「開腹手術」=「気持ちいいこと」となっておりました。(幼少期における何か思考回路の保護機能の様なものが働いたのかもしれません) そして、この変換された思考回路が根底となり今日のオペフェチに至っているものと自己分析を行っております。 私は実際にオペを受けたこともないので、もしかしたら実際の手術を受けてみれば「オペフェチなんて戯言に過ぎない」などと思考回路が元に戻る可能性もあるのではないか?とも思うところですが、今のところはオペ室スタジオでも撮影等を行って、この奇特なフェチを楽しんでおります。

活動

最近、オペ室スタジオを借りての疑似オペ撮影を行いました。 一部本物の手術器械を使用しながらも、人工皮膚や血糊等を駆使してリアルに近いフェイク画像を撮影しました。 これは、来年1月19日に開催されるフェチフェスにて「朝川総合病院」より発売されるROMにその様子が収録されておりますので、ご興味お持ち頂ける方はチェックしてみて下さい。 また、このオペ室スタジオでの撮影ですが、まだまだ至らない部分も多く、手術器械の正しい並べ方や使い方、それに患者役、或いは外科医・オペ看役の女性スタッフが不足している部分でまだまだ改善が必要と感じている状況であります。 今後更にリアルでフェイクなオペ撮影を行うには、役者やオペ看級の知識を持った人のスカウトが必要と考えておりますので、もしこの撮影にご興味をお持ち頂ける方がおられましたらDM等を頂けたら幸いです。

さいごに

最後まで”手術フェチの世界”にお付き合い頂きまして、誠に有難うございました。 さて、本当に駆け足で、そしてザックリ過ぎる説明で”手術フェチ”についてご紹介をさせて頂きました。 ”手術を受けてみたい”だなんて、病気をされている方からすれば、きっと”アホの戯言”の様にしか聞こえないものだと思います。 ただ、この極めて不謹慎なオペフェチも、例えばオペを受けたいという理由から何かのドナーになってみたりだとか、少しでも社会の役に立てる方向に向いてくれたらという事を考えます。 市民権すら得ていない奇特なオペフェチが、社会貢献の一助となれば... そんな事を切に願いながら、終わりの言葉とさせて頂きたいと思います。 

https://twitter.com/FetishSurgical?s=09



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