Kemper Profiler Player買うた

普段ライブやスタジオではKemper Profiler Stageを使っているんですが、ギター講師をやることになって、だけど毎回Stageを持っていくのは面倒くさいなと思っていたのでアナログエフェクターで簡易ボード組んで使っていました。で、結局なんだかうまく音が作れないってことでボードはあきらめてKemper Profiler Player買うことにし、昨年末に入手しました。というのがいきさつです。

開封の儀

Kemperオフィシャルサイトから購入し、2週間程度で到着したPlayer、届いた段ボールの箱を開ければ化粧箱あるようなきがしていたのでダンボールを手荒に開けてみたら、いきなり本体でてきましたw
まあそれは良いんですけど、電源アダプターついてない!
とりあえずアダプターはたくさん持っているんですけど、本体に9-12VDC 24Wって書いてある。24Wということは、12Vだと2A必要ってことか!
そんなアダプター持ってねぇ!と思ったら、とあるパワーサプライのアダプターがピッタリだったので、流用したところ動作しました。

Stageとの大きな違い

  • Rigに設定できるプリ・ポストのエフェクターが各4つから各2つになった。作りこむにはちょっと足りない。

  • フットスイッチは3つだけ。ただしいろんな用途にアサインできる。

  • XLRのOUTPUTはモノラル、フォン端子OUTPUTはステレオ。

  • Send/Returnは無い。

  • 10バンクにそれぞれ5スロットのRigパッチ格納が出来る。

  • ディスプレーがないので、ボタンの色や様子で状況を判断するしかない。(スマホを使えば細かく設定できる)

  • エクスプレッションペダルは接続可能だけど、1つしかないので、StageのようにVolume/Wah兼用ペダルをスイッチで機能を踏みかえることはできない。

しばらく使ってみて

音質的にはStageと同じに出せるので、ちょい使い的には抜群のクオリティです。ギターレッスンのお供にもってこい。ただしライブのように色々操作することは難しい。もちろんほぼ音色変えないという人なら問題ないかも。
個人的にはライブで使うには色々要件が足りないので、あくまでも簡易的に使ったり、レコーディングで手軽につかったり、という用途になっています。でも手軽に満足のいく音をどこでも持っていけます。

個人的な一押しポイント

これはKemperシリーズ全体に言えることだけど、必要な機能はしっかりつくりこみ、なくても大して困らない機能は省略したりする、そのエンジニアリングの思想がめちゃくちゃシナジーあります。
Playerにおいては、ディスプレイが無く、設定をしっかり把握することはスマホ等のアプリをつかって確認しないと難しいのですが、そういう常時必要ではないものはバッサリ切るところが割り切りよくて好きです。
こういうコンパクトなシリーズが出ると、外部エフェクターと同居させて大きめのボードをつかってスイッチャーでUSB MIDI同期して使うという構想をよく目にしたり、実際に動画でそういうシステムが組まれていたりすることが多いんですけど、だったらStage買えばええやんって思っちゃいます。その辺の割り切りを理解して使えば、こんなに良い機材は無いって思うぐらい使い勝手も出てくる音も満足できます。

Kemperの使い方

Kemperは出荷時にプリセットされている音だけでもまあまあ使えますけど、有料のRig買って、その中に入っているいろんなパラメーターの音を試しながら好みの歪み具合・音質をみつけるのが本筋かと思ってます。
一番苦労するのは、たくさんあるバリエーションから好みの設定をみつけだして使用するところです。これは何時間もかかるかもしれませんが、逆にこれやらないと使いこなすことが難しいと感じます。逆に時間かけてちゃんと見つけられたら最高のマルチになります。




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