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ブルウィップ効果とは
需要予測は難しい。そんなお話をします。
需要予測から発注をする場合。
月に2冊の本を読むと決めている私は毎月の初めに本屋さんで2冊の本を買うのだが、先月は気になる本が4冊あったため4冊買ってしまった。読書には慣れてきたので読めると思っていた。しかし、結局2冊はおろか1冊しか完読できなかった。
お花見の幹事となった私は、参加人数5人分のお弁当を買う事になっていた。参加者が全員男だった事やお弁当が値引きされていたため、念のためお弁当を7個買ってきた。お花見当日は、みんなお酒がすすみ弁当はほとんどだべられる事はなかった。
このようにいわゆる実際より多めに買っておく事はないだろうか?
ビジネスの世界でもこれとまったく同じことが起こる。
さらにメーカー、問屋、小売店など螺旋状に繋がる各部門で
連鎖的に起こることで大幅なズレが生じる。
実際の需要予測より大幅に在庫が余るケースや、在庫がなくなる場合がある。
小売店、問屋、メーカーと
川上に行けば行くほど関係者が振り回される。
実際の数より大きく振幅、増幅してしまうことをブルウィップ効果という。
ジェイ フォレスター 1961年 「インダストリアルダイナミクス」
フォレスター効果とも言われている。
牛を打つムチから bullwhip Effect
ビールゲーム「システムダイナミクス」
おにぎりを例に紹介します。
流れとしては、
消費者→店舗(pos)→メーカー(発注;のり、コメ、梅)
店 50個発注
↓
営業所 50×1.2(2割増し)×20店舗 (先月出たし多めに買うか。)
↓
関東本部 1200×1.2×8本部 =69120個 (運動会シーズンだし多めに買うか)
↓
本来は40000個で済んでいたものが69120個になる。
上流部へいけばいくほど乗数的に増えていくことをブルウィップ効果という。
各階層で発注判断をしていることが問題。
上流から下流までのサプライチェーンをつなげて必要な分だけ作って必要な分だけ届ける必要がある。コラボしなければならない。
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