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【CWS】2022年ホワイトソックス 戦力分析

ロックアウト明けた後、3人のFA選手との契約をし、ほぼ戦力が整ったようですので、2022年シーズンの戦力分析をしたいと思います。

主な野手の退団・入団

主な退団選手
1.ヘルナンデス(内野手)FA ⇒WASナショナルズ
2.グッドウィン(外野手)FA
3.ハミルトン(外野手)FA
主な入団選手 
1.J. ハリソン(内野手)FA 

ホワイトソックスは昨年リーグ上位の打撃成績でしたので、大きな補強はしていません。ヘルナンデスの抜けたセカンドのポジションに、ハリソンを補強した形です。

スターティングラインナップの予想

まず、スターティングラインナップの予想は以下の通りです。
1.(遊)T. アンダーソン
2.(中)L. ロバート
3.(一)アブレイユ 
4.(三)モンカダ# 
5.(左)ヒメネス 
6.(捕)グランダル#
7.(指)シーツ*
8.(右)ボーン
9.(二)J. ハリソン
*:左打ち, #:両打ち
簡単にホワイトソックス打線を紹介します。首位打者の経験のあるアンダーソンが1番に座り、2~6番は、OPS.800前後を期待できる打者が揃い、3番のアブレイユは一昨年のMVP。7番シーツ、8番ボーンは、本塁打20本以上を期待できるほど長打力がある若手選手。そして9番にベテランのハリソンが入ります。相手投手にとっては、8番打者まで気の抜けない打線になります。

控え野手

開幕ロースターは、野手が13人と仮定して、控え野手4人を上げます。
1.捕手:ザバラ
2.内・外野:L. ガルシア#
3.外野手:エンゲル
4.内野手:メンディック

総括(野手)

スターティングラインナップは、中堅のアンダーソンがトップバッターで、ベテランのアブレイユが打線の中心に座り、ロバート、ヒメネス、シーツ、ボーンら若手の長打力のある打者が8番までズラリとならびます。若干心配なのが9番セカンドです。そのセカンドは、控えの L. ガルシアとメンディックの2人が守れるポジションですので、ハリソンが不調な場合のバックアップが充実しています。このように、若手から中堅・ベテラン選手までバランスよく配置され、交代が必要と思われるポジションをバックアップする人員は配置されており、非常にバランスの取れた打線です。

主な投手の退団・入団

主な退団選手
1.ロドン(先発)FA ⇒ SFジャイアンツ
2.テペラ(救援)FA ⇒ LAエンゼルス
主な入団選手 
1.グレーブマン(救援)FA
2.ベラスケス(先発)FA
3.J. ケリー(救援)FA

2021年にノーヒットノーランを達成したロドンがFAで退団しますが、先発投手1人と実績のある救援投手2人と契約したので、昨年と遜色ない戦力が整いました。

先発ローテーション

先発ローテーションの5人+1人は、以下のように予想しています。
1.ジオリト
2.ランス・リン
3.シーズ
4.カイケル*
5.コペック
6.ベラスケス
*:左投げ
カイケルとリンの2人のベテランと、20代半ばの中堅どころの3人にベラスケスが加わり、年齢的にバランスが取れています。先発ローテーション候補6人全員が好調だった場合、移籍のベラスケスあるいはコペックのどちらかがブルペンに回るほど選手層の厚さもあります。懸念点をあげるとすると、先発ローテーションに左腕がベテランのカイケル1人しかいないところです。

ブルペン投手

CL:ヘンドリックス
SU:キンブレル
SU:バマー* 
MID:グレーブマン
MID:クロシェ*
MID:ケリー
MID:ルイーズ
MID:フォスター
LR:R. ロペス
*:左投げ
※CL:クローザー(抑え)、SU:セットアップマン、MID:中継ぎ、LR:ロングリリーフ
ブルペン投手陣は、ホワイトソックスの強みです。6回をグレーブマン、7回をバマー、8回をキンブレル、9回をクローザーのヘンドリックスが締めるという「勝利の方程式」が完成します。それに加えて、左腕の快速投手クロシェがいて、ベテランのケリーが加入し、ロングリリーフや谷間の先発ができるロペスがいるなど、人数も能力も充実したブルペン投手陣です。

総括(投手)

2021年は、ア・リーグ15チーム中、防御率2位、失点1位、WHIP2位、被打率2位という申し分ない成績でした。そこからロドンが抜けますが、ブルペン投手陣が充実していますので、2022年も前年同様にリーグ上位の成績を維持できそうです。

戦力分析全体総括

野手の中からケガで離脱する選手が前年より少なければ、得点は増加し830点(1試合平均5.12点)で、アメリカンリーグ3~4位に入ると予想しています。投手はブルペン陣の補強していますが、ロドンの離脱があるので、失点は前年並みか若干増加し660点(1試合平均4.07点)で、アメリカンリーグ2~3位と予想しています。勝敗数は、98勝64敗で、ア・リーグ中地区優勝と予想します。3月13日時点のパワーランキングでは、下のツイッターの通り、両リーグで2位、ア・リーグではトップですので、私の予想よりも上です。このあともFA選手の補強やトレードがありますし、ケガ人の発生もありますから、このパワーランキングも開幕前にはかなり変化があるでしょう。

試合スケジュール

最後に、今年の対戦スケジュールを見ていきましょう。

これを見ると5月から6月上旬の対戦が重要になってくると思われます。5月には、NYヤンキースと7試合、BOSレッドソックスと6試合、CHIカブスと4試合という、人気の強豪チームとの対戦が多数組まれています。さらにダブルヘッダーを含む19連戦という日程で、ここを負け越さずに乗り切ることが重要になります。また、5月31日から6月9日にかけて、TORブルージェイズ、TBレイズ、LAドジャースという他地区の強豪チームの3連戦3カードが組まれています。つまり5月から6月9日までの間に、負け越さないことが重要になります。ここを勝率5割以上でのりきれば、地区優勝が見えてきます。この間のCHIホワイトソックスの戦いに、注目していきたいです。

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