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【CWS】4月振り返り

4月の戦績は、8勝12敗で、アメリカンリーグ中地区の首位MINツインズに3.5ゲーム差の3位。開幕前の予想では地区優勝候補にホワイトソックスを予想する人が大半だったのですが、予想に反してチーム状態は低迷しています。ケガ人続出でスタートしたのが痛かったです。

故障者リスト入り

開幕から故障者リスト入りした主力選手は以下の通りです。

リン(先発)
クロシェ(救援)‥‥トミージョン手術
ケリー(救援)
バー(救援)
モンカダ(内野手)

さらに4月の試合中にケガで途中退場した選手が以下の通りです。

ジオリト(先発):10日間で故障者リストから復帰
ポロック(外野手):10日間で故障者リストから復帰
ヒメネス(外野手):故障者リスト入り 6~8週欠場の見込み
ロバート(外野手):6試合欠場

流石にこれだけ主力にケガ人が出ると厳しい戦いになります。

4月対戦成績

vs DETタイガース 2勝1敗
vs SEAマリナーズ 2勝1敗
vs TBレイズ 2勝1敗
このように最初の3カードは勝ち越しと良いペースでした。ところが…
vs CLE 3連敗
vs MIN 3連敗
vs KC 1勝2敗
CLEとMINに2カード連続でスイープされ、続くKC戦も1勝2敗と負け越し、同地区対決で、1勝8敗と7つも負け越してしまいました。MINはホワイトソックスと首位を争うコンテンダーと予想していましたが、シーズンオフにそれほど戦力補強をしていないCLEやKCにまで負けこんでしまうとは予想外でした。
29日と30日のLAA戦は1勝1敗。
つまり、4月は同地区対決で大きく負け越したのが響いて、4つ負けが先行してしまいました。

4月月間チームMVP

チームで最も活躍した野手・投手それぞれ1名ずつ選んでみました。

野手:アンドリュー・ボーン

開幕前は、レフトにはヒメネスが入り、左投手の時にDHのシーツの代わりに出場することになるかと予想していました。予想を良い方に裏切り、チームトップのOPSを記録する活躍。月間4本塁打12打点は、チームトップです。特に下のデータと見ていただくと、ハードヒットやバレルゾーンの率が高く、打撃状態が非常にいいです。ヒットゾーンも、レフト方向に引っ張ってのヒットや長打が多く、ケガで離脱のヒメネスの代わりにレフトを守り、今後もチームの中心打者として活躍を期待したいです。

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Baseball Savant より 

投手:マイケル・コペック

今季まだ1勝もしていませんが、4試合に先発し、防御率1.42、WHIP 0.95、は立派な成績です。下のツイッターは、4月24日時点の数値。

注目の選手

野手:ジェイク・バーガー

欠場中のモンカダの代わりにサードのレギュラーポジションを獲得しました。当初は9番サードでの出場でしたが、次第に打順も7番に上がってきて、監督からの信頼も厚くなっているようです。本塁打も2本打っており長打力もあります。課題は四球が少なく出塁率が3割を下回っていることで、選球眼の向上が求められます。モンカダ復帰後は、どこを守るでしょうか?

投手:タナー・バンクス

30歳で遅咲きの苦労人左腕。4月10日にMLBデビュー。4月は中継ぎで6試合、12回1/3を投げて自責点0の防御率0.00。この活躍を続けて、タイプは違いますが、トミー・ジョン手術で欠場中の左腕クロシェの代わりを務める存在になって欲しい。

5月の見通し

NYヤンキースとホーム4試合、アウェイ3試合の計7試合も対戦があります。東地区首位をいくヤンキースとの対戦では、3勝4敗程度の成績で乗り切って欲しいところです。それ以外の対戦相手は勝率5割以下のチームとの対戦が殆どですので、4月の負け越し分をカバーし、5月終了時点で勝率5割に達するというのが望ましい展開です。
また、5月6日から5月22日までの17日間にダブルヘッダーを含む18連戦が組まれ、その中にNYヤンキースとの7試合も含まれます。この18連戦が正念場です。この時までに、野手ではモンカダ、投手ではリンが故障者リストから戦列に復帰して欲しいです。4月は絶不調だったリアム・ヘンドリックスの復調も重要なポイントです。

リアム・ヘンドリックス


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