【バブエ情報】バブエ英語
みなさんこんにちは。はらこーです。
さて、今日はジンバブエでよく聞く英語のフレーズを紹介します。
いまや世界で最も話されている英語はアメリカ英語でもなければイギリス英語でもありません。今日では英語は世界中色んな地域で話されていて、その一つ一つは全部正真正銘の英語だからですね。それらにはそれぞれ様々な特徴があることでしょう。そういう意味だと英語というのは非常に多様な表現の幅がある他には無い面白い言語かもしれません。
歴史的にはジンバブエの英語のルーツはイギリス英語ですが、ここジンバブエでも御多分に洩れず、非常に特徴的な英語が話されているので、今日はその一部を紹介したいと思います。
Alright.
これはほんとによく聞きます。カタカナで書くと「オライ」に近い。
「ご飯おごってくれてありがとう」「オライ」
「ちょっとあっちいて今戻ってきたの」「オライ」
みたいな感じで、かなり万能。いいよ、とかわかったとかそんなニュアンスなんでしょうかね。
意外とOKを単体で使う人が殆どいないのかな、そんな気がします。
Oh..
これは「あらま...」的に非常によく使われますね。
相手がちょっと困ってるところを打ち明けられた時、心底自分では何もできないとわかってるけど同情はするよ、オー...みたいなシチュエーションで多用されます。
発音の仕方がわりと気の抜けた感じで、結構好きです。
This one
普通this oneとthat oneを対にたりして使うと思うのですが、対になったり比較する対象が無い時もthis oneと言います。簡単に言うと、単にthisと言える時もわざわざoneをつけるイメージ。
これはあんまり気の利いた説明ができないので、ぜひ現地に来てこの面白い違和感を感じてみてください。
たまに人に対して使うことも。さすがにそりゃないんじゃないの...
Robot
"Robot is not working"
車に乗ってると良く耳にします。
はじめロボットなんているかよと思いあたりをぐるぐる見渡していましたが、実はこれ信号機(traffic lights)の意。完全にペッパー君を想像してる自分がいました。
イギリス英語なのかなと思い調べたところ、どうもそうでもないらしい。大昔のイギリス英語ってかんじなんでしょうか。わかる人いたら教えてください。
No, it's OK.
これはここ来て一番戸惑った英語の一つです。
普通は、何かこっちがしてあげようとしたときに、結構ですとか、いやそれはやんないで大丈夫だよみたいなニュアンスで使うと思うのですが、「うん、いいと思う、やっちゃって、ありがと」的なニュアンスで使う人が多いです。
"I'll talk about the issue to the principal this week."(この件今週校長に話そうと思う)
-"No, it's OK." (OK, do it. うん、やっちゃっての意)
"Gonna get you some drink."(なんか飲み物買ってくるよ)
-"No, it's OK." (Oh, thanks、おーありがとうの意)
個人的にはNo(あるいはイッツまで)要らねえだろと思うのですが、たぶん彼ら的にはWould you mind if が省略された形で聞こえてんのかな、って気がしています。知らんけど...
OKってそもそもポジでもネガでも意味通るので結構最初は戸惑いました。僕は割と後ろ向きに考えるタチなので来て早々いきなり仕事潰された!?みたいにテンパったことも。
Hello?
これは非常に色んな場面で使われますね。
言ってることがうまく聞き取れなかった時 "Hello?" (Sorry?の意)
誰かの名前を呼んだ時(至近距離でも) "Hello?" (what?/yes?の意)
言ってることわかんないときにハローはわりとバカにしてる印象があったので、そういうニュアンス無いんだなと面白く感じました。
何か他にももっとハッとする使い方があった気がするけど忘れました。思い出したらかきます
Soccer
「ソカー」ですね。
イギリス英語だからフットボールっていうかと思いきやソカーときたので、最初はマジで何のことかわかんなかったです。あ、サッカーね、みたいな。
かれらは週末サッカー見ながらビール飲んだり、ビリヤードしたりして過ごすので頻繁に聞きます。ちなみにヨーロッパのサッカー好きな人が多いです。
Challenges
これは最近PCの流れで"challenged"のような表現で結構世界的に使われるようになりましたが、ここではそうした文脈を外れてもなんでもchallengesと言う印象です。
problems、issues、mattersなんでもchallengesになるわけですね。
個人的にはそりゃあ問題以外の何物でもねえだろって時もこの表現を使うので、問題はしっかり問題として扱わないとみたいな話もどっかで出来たら良いのですが...
Serious?
これは(Are you) serious?ですね。
Seriouslyを使うことが多いと思うのですが、こっちではよく聞く表現です。
でもよくよく考えると「マジで」と「マジ」の違いですよね。たぶん最後のlyが言いづらいからこうなったんだとは思います。(ハラレ近辺で話されるショナ語にはLの発音がありません)
Sharp sharp
これはなんでしょうね、和製英語という言葉がありますがバブエ製英語ともいうべきでしょうか。
OK、いいね、いいよ、いいかんじ、みたいなニュアンスで使います。
これの何がシャープなんだ、目の付け所がシャープなのかみたいな気持ちになりますが、気が付いたら僕も1日に10回は言っています。言いやすいので。
ちなみに発音はどちらかというと「シャプシャプ」
Sh*t
こっちのカスワード気になってたんですが、これを使う人が多いです。でもこれもいう人結構限られてるかも。みんなお上品です。
fから始まるの言う人は少なくとも自分の周りでは今までまだ会ったことないですね。
これも単体で言うことが多くて、よくthingをこれに置き換えたりとかkiddingをこれに置き換えてINGつけたりしたりするとおもうけど、こっちでは全然聞かないです。ほんとにみんな上品なんでしょうね。
さ、これを期にワタクシも上品な英語を使うことにするとしますかね…違
Nomatter
No matterが繋がった感じ。これなんだと思いますか?
実はこれ、結構ポピュラーなジンバブエ人の名前(ファーストネーム)です。
問題無し、逆にむしろ何が起きても大丈夫、みたいな縁起の良い名前なんだと思います。
デショーカ?
これはですね、英語ではないです。おそらくショナ語。
話聞いてると度々デショーカ?デショーカ?というのでああ、そうでしょうか、ね、みたいに自然と聞いてしまっていたのですがそうであるはずもないので確認したところ、「そう言ったでしょ?」みたいな意味だそう。わりと遠からずだな。完全に「ソウイッタデショーカ?」ですね。
つーわけで今日はバブエ英語入門編でした。また面白いのあったら更新していきます。みなさんももしジンバブエに来たら使ってみてください!
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