ホープフルステークス　調教推奨

1枠1番ゴンバデカーブース　松山弘平
1週前は美浦Wで前に馬を置き一杯に追い切り。距離もあったがさすがに届く脚はないか？と思った矢先にギア切り替えトップスピードで突き進んだ。
最終も早めに仕掛け早めにトップスピードで突き抜ける。タイム的にも優秀。
前走→ボンドガール、シュトラウスをともに破り圧巻の競馬を見せる。最後方から後方一気の末脚で撃破。

1枠2番ヴェロキラプトル　戸崎圭太
1週前と最終ともに栗東坂路で調整。2週とも2登坂でしっかり負荷を掛けてきた。タイム的には平凡だが調整的には順調そのもの。陣営も待望の内枠偶数番でプラス材料。
前走→そもそも今年の野路菊Sのレースレベルが高くない。2,3,4着馬次走着外に沈んでおり外を回って抜け出したこの馬が勝っただけ。

2枠3番アンモシエラ　藤田菜々子
1週前坂路でしっかりタイムを出し、最終は軽めの調整。タイム的にはそれほど強調材料なし。ブリックスアンドモルタル産駒でダートで勝ち上がってきた馬。決して芝がこなせないわけではないがこの舞台で試すのは少々厳しい。
前走→スタートは〇、ダートで比較はできないがダ1800ｍが一杯なら中山2000ｍはこなせない気がする。

2枠4番アドミラルシップ　H.ドイル
1週前併走馬を前に置き仕掛けたが反応は良かったものの併走馬に追いつけず半馬身遅れ。最終も併走馬が当馬を意識してあまり追わず併入という形。この内容ではかなり厳しい戦いになりそう。
前走→外差しTBで恩恵受けての勝利。まずは条件戦勝ってから。

3枠5番サンライズジパング　菅原明良
2週前にタイムを出し1週前は軽めの単走。最終はノットゥルノと併走して最後半馬身遅れ。最終は一杯に追って届かず。走り的には好印象は持てなかった。こちらもダート転戦馬。かなり厳しい戦いになる。
前走→スタートから追いっぱなし。それはこの着順にもなる。かなり厳しい。

3枠6番シンエンペラー　B.ムルザバエフ
1週前はC/Wで併走馬に先着。最終は坂路で上り重視のタイム。走り的にはかなり圧巻の内容。中山の坂も苦にしなさそう。連勝中でここはかなり期待。後方待機で最後の直線で前が壁。だが追い出して間もなく前が開いてからは脚伸ばす。この戦い方は危ないし、何よりも強い勝ち方ではなかった。若干評価を下げる。

4枠7番テンエースワン　横山和生
1週前は伸びなく、最終も強調材料特になし。レースで上り使えてはいるがレースレベルが疑問符。
前走→テンは速くなく最後脚使うもそこまで。ダート馬は良馬場なら厳しい。

4枠8番インザモーメント　佐々木大輔
1週前は馬なり評価だが最後はかなり促していた。最終では坂路単走で外に寄れておりタイム的にも平凡。未勝利脱出もレースタイム的にも平凡。佐々木大輔G1初騎乗で神騎乗なるかどうか。
前走→うまく前に壁を作って我慢させた克駿の上手さ。コーナーで馬が行きかけたがうまく引いて我慢させて4コーナーで仕掛け馬場の良い外に持っていき2着馬を封じた。かなりいい内容での勝利。

5枠9番タリフライン　T.マーカンド
1週前は坂路でタイムを出し、最終では強めにWで追い切るも併走馬のノーダブルディップがかなり良く強め追わないと届かない内容だった。タイム的には優秀。
前走→スタートは出負けしたが最後の直線でヨーイドンになっても追い出し我慢。最後まで脚使い余力十分での勝利。

5枠10番シリウスコルト　三浦皇成
1週前3頭併せの内から前に併走馬置きあっという間に抜き去りそこから追い出し突き抜ける。最終は坂路で調整しかなり好感触。中山は勝利しており不安点は鞍上の三浦皇成がかなり不安点。
前走→スタートバランス崩す。ペース落ちたところで一気に追い上げ。最後も直線入るまで追い出し我慢。坂抜けた後もうひと伸び。

6枠11番ショウナンラプンタ　鮫島克駿
1週前最終と坂路で調整。タイム的にはかなり平凡だし最終は克駿がかなり苦労してコントロールしていた。真面目に走ればそれなりに走るがそこまでコントロールするのに苦労しそう。
前走→なんせズブい。道中最後方でのんびり走っておりラスト３Fでスパートしてからは追いっぱなし。だが着実に脚使いまだ脚残してる印象。やる気になれば勝ち負けも行ける。

6枠12番ディスペランツァ　L.モリス
1週前にモリス騎乗で一杯に追い切る。フラフラしてまだまだ覚えなきゃいけないことはあるが鞍上のサインにはしっかり応えていた印象。最終の軽めも好印象。
前走→道中外々回して最後も大外選択。最後に脚止まる。内でしっかり溜めれれば勝機ある。

7枠13番レガレイラ　C.ルメール
1週前併走馬一杯に追うところを鞍上リアクションすることなく馬なりのまま上がっていきかなりいい追い切りだった。最終も3頭併せの真ん中で両馬挟まれる中ノーステッキでここも上がっていき自力で頭抜け出し1/2馬身先着する。かなり重賞馬の雰囲気ありここはかなり本命に近い。
前走→Sペースでヨーイドンで負けたのならここは単に力負けではない。位置取りの差での負け。参考外。

7枠14番ホルトバージ　今村聖奈
タイム的には優秀の部類には入るがかなり強調材料もない。1週前は今村自身で跨っているがタイム自体は優秀だった。レースも前目に付けて最後交わされたり交わし切れないレースが続いており苦戦必至か。
前走→Sペースでヨーイドンだがここまで突き放されると勝負できない。さすがに厳しい。

7枠15番ウインマクシム　松岡正海
今回1番飛びぬけた調教内容。1週前も大外から併走馬置き去りにして圧巻の内容。最終もかなり躍動感ある走りでかなり良く見えた。鞍上も絶賛の内容。人気も薄いしここはかなり妙味。
前走→余力十分。中山200ｍ逃げ切るスタミナあり。脚もそこそこ使えており番手に控える競馬もできそうだし何より来年のクラシックまで見据えられる。

8枠16番センチュリボンド　武豊
鋭く伸びるというよりずっと長い脚を使うイメージ。最終はかなり促していてすこしズブいのかなという印象。タイム的にも優秀。何より鞍上が手が付けられない。
前走→追い詰められても粘りに粘っての勝利。ただ内容的にはウールデュボヌールの方が良かった。

8枠17番サンライズアース　M.デムーロ
1週前併走馬に詰め寄られるも鞍上のゴーサインで突き放し好印象。最終も坂路でずっとすぐ後ろに併走馬従えて常に前にいる意識持つような調教内容でかなり良かった。外枠はかなり痛いがスタート必須で好走もあり得るが鞍上のスタートベタはかなりマイナス点。
前走→そもそもレースレベルが低く逃げ切ったのも馬場が良く前目の馬に有利なバイアスでここは開催後半の中山2000ｍ外から逃げ残れるほど甘くない。

8枠18番ミスタージーティー　坂井瑠星
1週前はかなり粘れるような内容を見せた。最終では単走で淡々とタイムを出してきた印象。前走は小頭数の後方から前を捕らえるレース展開で今回は多頭数の大外枠。これがどう影響するか。
前走→最後に外に寄れるも立て直し脚を使った。最後は垂れてきた先行馬を差し切った脚を評価。レースレベルはまだ疑問符が付く。

今回の予想で大事なことはゴンバデカーブースとシンエンペラーの取捨だ。1番人気想定のシンエンペラーは確かに前走1.59.8と好タイムで走破してきたがそもそものレースレベルに疑問符が付く。強い勝ち方というより相手が弱くそこで前が空き抜けたという感じ。
２番人気想定ゴンバデカーブースも前走は強い勝ち方だがそもそもボンドガール、シュトラウスが鉄板級に強いのか？シュトラウスは朝日杯にて暴走に近い走りを見せており、ボンドガールもまだ未知数。さらに小頭数での競馬だったため強く見えているだけ、相手が弱くレース的にも差が大きく感じた。
私自身の見解はこの２頭は過大評価。もちろん世代能力的には上で勝ってしまうかもしれないがこの２頭は当日の状態で紐までの評価にしたい。

ならどの馬が勝つのか、というよりどの馬が強いのか。
私の本命はレガレイラだ。
前走は1000ｍ通過が１分03秒台と超の付くスローペース。最後の上り３Ｆレースタイム33.1の上りでダノンエアズロックとレガレイラのみ32.7という破格の上りを出しており交わせなかったのは位置取りの差でこの馬が前に付けれていたなら交わすことは可能だっただろう。函館の新馬戦にて札幌２歳Ｓ覇者のセットアップを封じており小回りの函館をこなせるあたりコーナリングは問題ないだろう。調教内容も抜群。３頭併せなんてまさに木村厩舎の調整方法。イクイノックス引退で大黒柱がいなくなった木村厩舎にこの馬が大黒柱候補となりえる１頭だ。
対抗にはウインマクシマム。松岡が惚れ込む期待の１頭。前走はＳペースながら相手を封じ込む逃げを中山2000ｍで披露しており中山適正も距離適性も問題なし。そこそこ前に付けたい馬はいるが逃げたい馬は今のところなし。この馬が逃げてペースをコントロールできれば勝つことだって不可能ではない。むしろ突き抜ける可能性まである。

このホープフルＳはＧ１昇格後から圧巻の競馬をする馬が多いのも事実だが好走は多いもののコントレイル以外はあまり勝ち星には恵まれない、勝ちきれない馬が多いのも事実。牡馬がすべて勝っておりレガレイラにはかなり期待している。

◎レガレイラ
〇ウインマクシマム

他は当日の状態を見てから。２頭の単勝でも十分利益が出そう。2023最後のＧ１で大きく当てれたら来年の弾みになる！！！

※１７番サンライズアースは出走取り消しになりました。