退院してから1週間経過

手術して2週間。
すっかり傷跡もくっついてきたけど、
乳房を4分割した右上は相変わらず麻痺してる。
下乳側の肋骨あたりも痛くて、
痛み止めをもらうついでにエコーで診てもらったけど問題なし。
水も溜まってないし、予後良好。
さて、来週は本院の方で病理の結果が出てるかも…。
結果次第で、お昼ご飯のカレーの味が、
3割増しでおいしくなるか、
涙味になるか。
いや、まぁ、十中八九、涙味になると思うけど。

さて、退院して1週間経過。
本当に人に会うのが億劫で、極力外に出ない生活をしている。

そろそろ、
この億劫さと言うのを解剖していこうと思う。

これを紐解かない限りは社会復帰ができそうにないのです。

パッと思いつくのは、
①会う人会う人に状況説明するのが面倒
②返事に困る!
③憐れまないで欲しい

①については、
職場の「明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」、を元旦に会う人会う人に言う面倒くささと類似。
あけおめことよろ、と略せない面倒さ。

②については、
病状や退院した日聞いてどうやねん、という見解。
旅行から帰ってきた日聞くのと同じくらい無意味❣️
「大丈夫〜?!」て、ふふっ、
なんて返したらええの?
大丈夫ちゃうやん、体の一部切ってんねんから。痛いわぃな。
それを考えると会いたくない。
「はぁ、まぁ」しか言わない(笑)

③憐み、というか・・・ガンという病名が、
一昔前の不治の病というか、とてつもなく死に近い病気のようなイメージが払しょくできないでいる弊害というか・・・
私の主治医は、けっこうあっけらかんとしたタイプの先生なので、
告知もサラッとしたし、なんなら未だに「ホントにガンなの?」くらいの、
さらりとした診察。
だから、瀕死の存在に腫れ物に触れるように接されると、
精神まで病気になってしまいそうで、ほんとに、気にかけていただくのはありがたいけど、
私なりの受け止め方・向かい方をしているので、
深刻そうに言葉を投げかけてくるのは本当につらい。

自分がいざ、こういう病気になって(まだ病気という自覚もないけど)、
当事者の気持ちがわかる。
いろんな角度から、いろんな感情があちこちに伸びて、
今まで知りえなかった名もない感情と対峙している気がする。

罹患者のいう、
「なんで私なの?」「なんで今なの?」「何が悪かったの?」とか、
いうそういうのは不思議と感じなくて、
腫瘍が見つかった時点で、一度は覚悟してたからなのか、
とてもナチュラルに受け止めてる自分もいる。
で、死なないって思ってるから、多少のきついことがあっても、
その瞬間を糧にしようと思っている。
体の一部は欠けたけど、命には直結しない、胸のふくらみだけ。
それも、いずれはふくらます予定だし。

そりゃぁ、あるかもしれない抗がん剤治療で髪が抜けるのは、
今から考えても恐ろしい事態ではある。
でも、そうなる前にバズカットでもして、
ファンキーなヘアスタイルを楽しむのもありだなぁ、
とか、
脱毛したらいろんなウィッグかぶって遊びたいな、
とか、
その時々の状態に付加価値をつけて面白がりたいと考えてる。

人と会いたくない、っていうとてつもなくネガティブな気持ちはあるけど、
その時々、楽しめそうなことは探している。
小さいころから、毛深い方だったので、
全身脱毛したつるつるボディも気になる。

そうやって、小さなモチベを作って、
この不甲斐ない、生産性のない日々を生きているのです。

なんか愚痴みたい。
でも、いろんなことに折り合いつけながら生きてんだよ!

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