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小言のこころ その3

小森隼くん、君の綴った1週間に感じた心の動きをここに記しておきます。気が付けば3週目となりました、いかがお過ごしですか。

私は変わらずここで、思いを言葉にする為の練習をしているよ。

15日
私は興味が沸くものに対して、理解が難しくとも手を伸ばす事が果たして出来るだろうか。多分無理だな、折れちゃうはず。如何せん何事も楽して楽しいを享受したい飽き性なのだ。

2018年6月13日、隼くんの23歳の誕生日にリリースされた大好きな歌の中に「透明であろうとするほどに全てを吸ってしまう、あなただから物語になるよ」という一節がある。
心惹くものに対して抗わず、本や映像、対談動画を観てみたり(それも移動中、眠る前まで!)、欲するこの感情を素直に豊かに満たそうと真っ直ぐにゆく君に、相変わらずこの歌が似合うなと私は今日も思う。その好きを吸うて、君は心に、人生にどんな色を得るだろうか。いつか教えて欲しい。

お醤油、うどんのおつゆ。
(鰻、いいなあ)
同じ名前なのに歴史と地域の文化によって変わってしまうのは、私達人間ひとりひとりとおんなじでちょびっと楽しい。

16日
ねえ、知ってる?きっと知らないでしょう。
まだ太陽が空にある時間に終わるライブだけの、終演後の特権。きっとその会場の形にもよるんだけどね。

名古屋公演の終演後、まだ薄暗い会場の中で慌てて帰るお客さん達が開けたドアから、まるで「待ってました!」と言わんばかりに眩しい夕陽がたっぷり差し込んだ景色がどれだけうつくしいことか!
スタンドのドアからアリーナへと真っ直ぐに差す、あの優しい、澱みなき眩い光が忘れられない。

厚い雲が空を覆う日、雲間から真っ直ぐにさす光の柱の事を「天使の梯子」と呼ぶらしい。
実は「希望の前兆」という言い伝えがあるんだけど、あの日愛知公演で観たあの景色は、他の誰でもなくGENERATIONSが生んだ天使の梯子だった。

デビューして10年。
知る限りでも平坦ではない旅路を進んできたし、今も戦ってるあなた方の未来に、きっと希望がある。大丈夫。美しい陽を観ながら、そんな事をぼんやり考えていた。

固定概念と違和感、ステージに立つ立場からすれば慣れないもんだよなと思う。(実はこちらも「なんか変な感じ!」とオレンジブルーの空を仰ぎながら会場を後にしています)
観客の中のただの1人なのに、足を運んだ事を世界中に自慢したくなる様なライブだったな。良い時間を有難う。


17日
あまりにも小綺麗で、こりゃちょびっとお話伺いたい相手とは違うぜと思われたんだろうか。(そんな気がする)私だったらきっと気が引けてしまうもの。
「ある程度の事なら炎上しない程度に話せるよ!」の、その気概が好きだ。街頭インタビューをしていたお兄さんたち、こちゃ大きい魚を逃したなあ。

それにしても一体、何を聞きたい街頭インタビューだったんだろうね。

18日
「職場で同い歳が気が付けば集まって、自然と楽しくなって頑張り過ぎちゃう」、その感覚が自分の人生には無いからこそ不思議で凄く楽しい。

そもそも仕事の為に自分自身の身体を鍛えたり、外見を磨くという行為自体が私の生活には無いからこそ、知り得ない隼くんの感覚をぼんやりと想像してしまう。色んな人生があるなあ。だからこそ、自分では無い人間のことを知りたくなっちゃうのかもしれない。

いつもお疲れ様です、楽しく頑張りすぎた後はしっかり御自愛して下さいな。


20日

「ずきゅん」

よく心臓が好きで撃ち抜かれたり、好感なる衝動にて心と身体を完全に奪われた時に使う擬音語。
私はまさしく君の4月20日の言葉を読んだ瞬間、この感覚に陥りました。ずきゅん。隼くんが語る美徳が大好きだ。(ちなみに偶々エスカレーターに乗ってる最中だったから、溜息をついた後に天を仰ぐまでに留めたけれど)

隼くんは自分の信じる明確なる美しさを持っている人だな、と私は勝手に思う。

それは多分好きなものだけじゃなく、生き方や人への接し方、言葉や振る舞いも含まれる気がするんだけど、君自身が自認する趣味への美徳ったらまた凄く良い。君の物差し、具合はどう?自分の信じる美しさは君の心を震わせてるだろうか。手元に舞い込む骨董達は、見た目以上に君の心で輝くだろうか。

21日
都会はもう蚊がおると?
今年は刺されんやったらいいねえ。

22日
早生まれの蝉は、誰かと出逢えるんだろうか。
まだ皆が地中でぐっすり眠る春、たった1人で夏の音を響かせる蝉は7日間の命をどう過ごしたんだろうね。
もしかすると、彼が唯一外の世界で出逢い心を手向けられた人間は隼くんだったのかもしれない。

隼くんの「ごめんね」のひとことの優しさは、多分彼自身の孤独な早起きを許せる唯一の光だ。


また1週間、君の心に触れる事が出来て嬉しかった。有難うね。この先も望む限り、望むペースで。

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