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DM:CUC優勝デッキを勝手に分析してみた 第36回Umore杯【ネクラアビス】

この記事について

Umore杯で優勝したデッキについて、自分なりに勝手に分析した結果をメモに起こしたものです。
このメモは個人的な考察によるものなので間違いや勘違いも多々あるとは思いますが、あくまで「自身の理解を深めるために言語化したメモ書き」をnoteに載せてるもののでご了承下さい。

Umore杯とは?CUCってなに?

Umore杯は、CUCと呼ばれるデュエルスターズ(通称デュエマ)の非公式特殊レギュレーションを導入した、Discordサーバー上で開催されているリモート大会です。この大会で使用できるのはコモンまたはアンコモンのカードに限られます。詳しくは下記を参照ください。

https://twitter.com/ProjectUmore/status/1612448149825814529


優勝デッキレシピ

第36回Umore杯優勝はラーさんさんの 【ネクラアビス】でした。


分析メモ

デッキタイプは「墓地ソース的なコントロール」「超次元&ディスペクターによるコントロール」「利取&守神宮の無限ブロックコンボ」で構築されており、他方で「アビス」の名は関しているがアビス種族はゴブレット=ブレゴとベッドウ=ロウのみ。

初動は雪溶の鎖/堕牛の一撃・目覚のファミリア キナコ/ムボー日和・神秘の石柱で墓地とマナを肥やす。
中盤以降はジゴクパルテノンで継続ハンデスをかけつつ、キナコ・ゴブレットブレゴ・リゲル-2でジワジワと相手のリソースを削りつつ、超次元呪文でさらにリソース差を伸ばしていく。
最終的にはリソース切れに陥った相手を淡々と蹂躙する、コントロールの定番パターン。

防御面は利取+守神宮の無限ブロックコンボが中心。対策は容易であるが、対策できなければ簡単に無限ブロックされてしまう厄介さは健在。しかもこのデッキではスレイヤー持ちで自身を墓地から出せるキナコが守神宮と相性がとても良く、防御力は見た目以上。さらにこれをハヤブサマルと、落下男・学校男・ゴブレットブレゴなどの除去札で補強する。

ベッドウロウはアビスラッシュでフィニッシャーともなるし、十分にマナが伸びた状況では次元のハングリー・ガントレットとの組み合わせで14000の全体除去を毎ターンぶちまけられる。

デッキそのものが「墓地ソース的な潤沢なリソースによるコントロール」「超次元&ディスペクターによるハンデス混じりのコントロール」「利取&守神宮の無限ブロックコンボ」で構築されており、それぞれが一定のシナジーを構成しているだけでなく、複数要素を絡めた事で『コレ入れときゃこのデッキタイプはある程度黙る』みたいなメタカードがない状況。
例えばマナ回収と墓地回収を止められる筆頭メタのアプルにつても、容易に潰す手立てが搭載されているし、あるいはジゴクパルテノンやゴブレットブレゴなど別の方向から相手を締め上げるプランが搭載されている。

上記の通り既存デッキでは対策が非常に難しいためか、実は2週間連続で全く同じデッキ構築で入賞されている。

個人的には墓地リセットをかけつつリソース確保できるパーリ騎士の心得+相手ターン中は手札にいることでクリーチャー除去が効かないアンブロアタッカーである鮫Starの組み合わせはどうだろうかと考えたが、ジゴクパルテノンやバイスホールでのハンデスに対処しきれるか微妙なところだし、落下男が居たら目も当てられない事になる。

注目カード

雪溶の鎖/堕牛の一撃
初動。PIGでマナ加速できるクリーチャー面と、場のクリーチャー1体を犠牲に2ドローできる呪文面を持つ。
クリーチャー面を呪文面の対象にすることで2ドロー1マナブーストが出来るデザインとなっている。
呪文面はキナコ・ゴブレットブレゴに打つと損失を最小限に押えられる。

目覚のファミリア キナコ/ムボー日和
初動にしてリソース。
墓地召喚出来るスレイヤー持ちのクリーチャー面と、マナ1枚を墓地送りすることで2マナブースト出来る呪文面の組み合わせ。
こちらは呪文面を打ったあと、以降毎ターンクリーチャー面を酷使できるというデザイン。
単体で使っても割と面倒だが、守神宮や前述の堕牛の一撃と相性がよく、このデッキにおける重要な潤滑油となる。

ゴブレット=ブレゴ
このデッキの貴重(?)なアビス要素。相手が選んだ1枚を除いて何でも1枚破壊できる特殊なカード指定破壊。CUCにおいてはジャイロボールをカチ割れる可能性がある貴重な1枚。
またアビスラッシュ持ちであり、前述の堕牛の一撃と組み合わせると複数回除去効果を打つことが出来る他、ダメ押しの1手ともなる。

魂晶 リゲル‐2
CIPで墓地またはマナ回収が出来るマッハファイター持ち。
4000というパワーラインが絶妙で、多くのメタクリーチャーを討ち取れる上、墓地/マナ回収の対象もカードであれば何でも良いという点が強力。
またササゲール持ちなのでディスペクター(このデッキではジゴクパルテノンだけだが)の召喚補助も可能であるし、意図的に墓地に落として2枚目のリゲル-2で回収・・・なんて事も可能。
総じてとても高いカードパワーを持つ。

魔導獣ギガントレット/次元のハングリー・ガントレット
サイキック・クリーチャーとサイキック・クロスギアの組み合わせ。
ハングリーガントレットはクロスコストこそやや重いものの、全体除去を気軽に放つ事ができる。ベッドウロウとの組み合わせが強力で、大量のマナを要求されるが毎ターン14000以下全破壊という強烈な全体除去を放てる。
ただし自軍クリーチャーも巻き込んでしまうのが玉に瑕。


今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。


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