成人式にまつわるエトセトラ

私が成人式のときに羽織袴を着てアルコールびんを振り回す、いわゆる荒れる成人式の代表のような奴を嘲笑と侮蔑の眼差しで眺めていたことを思い出す。成人式の際に当時の橋下徹大阪市長からのお祝いのメッセージがVTRで流れるという場面があった。VTRが終わりスクリーンが上がるとき、私と同じ「成人」が「アンコール!アンコール!」と囃し立て高笑いしていた。

あれから5年が経過し、今日、各地で成人式が行われ、その模様がニュースで取り上げられていた。
当然のことながら荒れる成人式の模様も放送されていたし、私の実感としてはここ数年の間にごく真面目な成人が将来の夢などを語るといった場面も放送されるようになったと思う。

荒れる成人式に関して私が思うのは、「成人式を祭りやイベントや何かと勘違いしていないか?」ということ。

私は成人式みたいなものにたいした意味なんてないし、くだらないと思っている。ただ成人になっただけ。そこに意味なんて特にない。ただ大人としての責任はどうしたってつきまとう。だとしたらそんなたいして意味のない成人式で大人としての責任を持てない行いをするべきではないのではなかろうか。

他の成人と喧嘩して警察沙汰になる。
成人式で暴れる。

こんな恥ずかしい行いを成人になった途端にするなんて愚かではないか?

ここからは私の暴論になる。

羽織袴で「仮装」し、アルコール片手に暴れ、喧嘩し警察沙汰になる。こんな恥ずかしいことは成人式を迎える前に精算しておけばいいと思う。成人式前日に目一杯やればいい。そして、成人を迎える前に「俺たち私たちの青春は終わりだ」と噛み締めればいい。集団で固まって騒ぐというのはまだ大人になりきれていない証拠なのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?