人の親切に触れて少し涙が出そうになった話
つい先日のこと。
僕はいくつかのトラブルや自分の失敗などで少々追い込まれていた。
そんな折り、後輩から「今やってる仕事飽きちゃったから手伝いましょうか?」と言われた。いつもの僕ならば、「いいよいいよ。すぐ終わるから大丈夫。ありがとう」と言って抱え込んでいたところだけど、そのときはあまりにも焦っていたし追い込まれていたので、「ごめん、じゃあやってもらっていい?」と受け入れた。
ここ最近、仕事と「仕事」とは言えないような仕事などで気分が滅入る毎日だったので、後輩のその申し出に本当に涙が出そうになった。
頼んだ仕事はそんなたいした仕事ではなく、ただただ脳みそを使うことのない単純作業だけれど、時間だけが浪費されていく。先輩としてはひどく情けない話だけれど、その優しさがめちゃくちゃ嬉しかった。
今まで、いわゆる「将来の夢」を持ったことがない。今の仕事も別に好きで就いたわけではない。嫌いな奴も苦手な奴も鬱陶しい奴もいる。イライラもする。まあ、イライラさせてしまっている節もあるが、その件に関しては今は関係ないか。
でも、総じて人には恵まれている。人によっては入社一年目で仕事で思い悩み、自殺してしまう人もいる。そう考えると僕はいい環境で仕事ができていると思う。世間様はゴールデンウィーク真っ只中だが、今が一年で一番忙しい時期だから、ずっと仕事だ。腹が立つけれど、もう少しだけ頑張ろう。
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