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「続 #麺銀座おのでら本店 #RamenGinzaOnodera」

寺田 次郎 に
5月1日 21:43 ·
プライバシー設定: 公開
「続 #麺銀座おのでら本店 #RamenGinzaOnodera
たまたま偶然が重なって本日2回目。
ビックリしてもらえた。
名前の縁とバスクの縁。
彼はフランスの方で、僕はスペインの方、#サンセバスチアン。
そして、今度は、僕一人。
高級店を貸し切りにしたような錯覚。
やっぱり、麺もスープも芸術品。

日程のせいか天気のせいか、前日までより、通りの人間そのものが少ない。
そして、二回目で、気づいたのが、良くも悪くも、香味野菜の香りが強い。
とりわけ、うわものの生野菜。
その香りが鼻に残ったまま、麺をすすっていく。
ご飯も注文して一緒に食べながら気づく、至高のコンソメスープご飯。

こういうタイプの上品なラーメンを食べたことないけど、世の中にすでにいくつあるだろうか?
戦争が終わって、給食から洋食の比率が上がっていったのだと思うけど、パイオニアより、二番手や三番手が一番楽で儲かる。
ラーメンスープじゃなくてスープですねというと、最後まで飲み干せますと言われた。

実は、味だけじゃなくて、食べ方なども含めて様々な要素がある。
麺は抜群においしいけど、もしも20代に戻れるなら、ご飯ぶち込んで、黒胡椒効かせて食べたいと思った。
その人にとって、スープはいったい何なのか、という問いもある。
塩分控えめかもしれないが、それでも、習慣で残したい人もいる。

スープの完成度が高いだけに、なまじっかいじれない感じもした。
それだったら、別の味として、なにかバリエーションをつける方が良いように思う。
逆に言えば、これだけの味を作れるのだから、たぶん、たいていの味は作れてしまえると思った。
寿司の〆にスープを飲むという文化はないが創出も可能。

その中で、そういう感性や努力、あるいは、安定した質で作り続ける労力にどういう金銭が雇用者や顧客から支払われるかは判断が難しいかもしれない。
だからこそ、客数は減っても、高級店でもいいような気もする。
しかし、だいたいの味がわかる人間がいて、調理のカンをもった人間がいれば、悩む。

いま、流通が新型コロナの後の混乱のままだが、生鮮系のもの以外は、高額商品を避けて、似たような味を再現できるだろうか?
競合がなく、インフレが進めば、3000-5000円でもいいが、そうでなければ、今の値段と味をいかに効率よくという判断もあるかもしれない。
そうなると、出し方見せ方。

#二郎系  なんてものが出るほどに、ラーメンの進化は行き詰まったのだと勝手に思っていたが、奥が深い。
東京のヒマ人がいたら、少なくとも一度は食べに行く価値があると思う。
#麺銀座おのでら本店 #RamenGinzaOnodera
高級フレンチを食べ飽きてたら、大したことないのかもしれないけどね。

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